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Photo by
ibaraki_nakai
組織はしがみつくものでも、よじ登るものでもない。それぞれが地に足をつけて、踏ん張って、支えるもの
人々よ。
姫川玲子シリーズ四作目。
ついに、姫川、極道に恋に落ちたか。
四作目は構成が、前作より視点切り替えが頻繁になったな。
疾走感はかなり増したのは間違いないが、ラスト近くの感動的な場面で、明かされた事実がホモの横恋慕、ってのは...
いや、同性愛を悪く言うつもりはないんだけどさ。
とは言え、本文中の「…組織はしがみつくものでも、よじ登るものでもない。それぞれが地に足をつけて、踏ん張って、支えるもんなんだよ…」、と。
上役として、素晴らしいケツの拭き方を見せてくれる。
嗚呼、素敵な上司だなー、と。目頭が熱くなる。
ノマドライフとは対極だな。
前作は短編集らしいが未読なので読まんとな。