クラブセッティングの基本①重量フロー
数日前は横浜でも雪が降りました。
雪と言うか、雹(ひょう)みたいな感じでバラバラと窓や屋根に打ち付けていて、どうなることやらと思っていたら、すぐにお日様が出てきて良い天気に!
最近の天気は良くわからないですね~。
さて今回はクラブセッティングのポイントについて書きたいと思います。
以前にもクラブセッティングについてはいくつか書いた記事があるのですが、今回はセッティングの基本である重量フローにフォーカスを当ててみます。
⇩ 以前の記事も良かったら読んでみて下さい ⇩
昔と違って昨今は、各メーカーもゴルフクラブをフルセットで販売しなくなりました。
一部の初心者用クラブだったりテレビショッピングとかは別にして、各カテゴリー毎に販売しています。
ですから、一般のアマチュアゴルファーもドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウエッジ、パターのカテゴリーを別々に購入する事ができます。
そうすると例えば、
ドライバー:テーラーメイド
フェアウェイウッド:PING
ユーティリティ:キャロウェイ
アイアン:スリクソン
ウエッジ:フォーティーン
パター:オデッセイ
なんて組み合わせも可能な訳ですね。
クラブを選択するのもゴルフ好きには楽しみの一つですが、クラブチョイスの際には下記の事を頭に入れておいた方が良いでしょう。
「重さ」と「長さ」をフローさせる
簡単に言えば、ドライバーからパターに向かって「重さ」は段々と重たく、「長さ」は段々と短くなっていきます。
SNS等でご自分のクラブセッティングを紹介している方が多くいますが、結構おかしな構成の人もいらっしゃいます。
ドライバーのシャフトが50gのSシャフトなのに、3番UTのシャフトが60gのSR、4番UTが105gスチールSで、アイアンが95gのスチールSとかね。
中古ショップでクラブを買う方も多いですから、こういった事もあるでしょうね。
好きなヘッドを選んだら、そのシャフトがたまたま付いていてそのまま使っている感じなのでしょう。
前出の方ならシャフトの基本はドライバー50gS、FWが50~70gS、UTが80~90gS、アイアンが105gSかな~と思います。
あくまでも目安ですが、こんな感じのクラブを選ぶと、同じ様なバランスで総重量がフローしていきます。
クラブの総重量はシャフトだけでは無く、ヘッドやグリップも当然影響しますが、クラブヘッドはシャフト長とシャフト重量を管理する事で総重量がフローする様に設計されています。
ですから、例えばドライバーとアイアンで同じ重量帯のシャフトを使うと通常の長さでクラブを組むと、とんでもないバランスのクラブになってしまいます。
当然メーカーや機種によってヘッドやシャフトの重さは違いますし、例えばシャフトは50g台のSと50g台のRでは総重量も変わります。
ですから本当はゴルフショップやゴルフ工房で調整や交換をしてもらったり、アドバイスをもらった方が良いのですが、目安をあえて書くと上記の感じになります。
この重量フローはあくまでも基本であって例外もあります。
例えば「特定の場面でしか使わないクラブ」や「特定の打ち方しかしないクラブ」はその例外と言えます。
「長尺パター」などはその代表格ですが、他にも「アプローチが苦手な方がチッパーの様に使う為のクラブ」とか、「ティーショットでしか使わないFW」等の場合は、それに適応させた長さだったり、重量だったり、フレックスだったり、ロフト角だったり、ライ角だったりに調整する訳ですから、フローから外れる可能性もあります。
そうでない場合には、一度基本に忠実なセッティングを組んでみて、状況に応じて手を入れて行く方が良いかと思います。
特定のクラブだけ苦手だと言う方は、一度ご自分のクラブセッティングを確認してみてはいかがでしょうか?
アマチュアゴルファーの場合、FWやUTは後から付けたしで買う場合が多いのか、チグハグと言うかトンチンカンなセッティングが多い様に思います。
こういったカテゴリーのクラブを購入する際には、使用している前後のクラブをお店で提示したうえで、相談されると良いと思います。
そして今使っているクラブが気に入っているけど、上手く打てない方はリシャフトやバランス調整で本当のお気に入りクラブへ変身させるのも、良いかと思います。
そうそう、ゴルフクラブの重量と言えば、「あるある」なんですが、今まで使っていたクラブよりも極端に軽いクラブを使うと、一時的に非常に打ちやすくなりスコアが良くなったりします。
ですがそのまま使い続けていくと、何だか調子が悪くなっていき、そのうちゴルフが壊れます。
これってクラブが軽くなった事でしっかりとしたスイングをしなくても、いわゆる「手打ち」でも打ててしまうので、だんだんと身体を使わない打ち方の癖がついて、起きる現象です。
当然ながら年齢や環境によりクラブの重量を軽く、柔らかくしていく事は必要ですが、その際にもぜひショップや工房にご相談して頂いた方が良いと思います。
クラブセッティングには今回の重量フローの他にも色々とポイントがあります。他のポイントに関しても、おいおい書いていこうと思っています。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。