クラブのマルチタスク化?を考えてみる
すっかり秋めいてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は毎日、大谷翔平選手の活躍を見て楽しんでおります。
さて今回はゴルフクラブのマルチタスク化を考えてみます。
ご存じの様に、ラウンド時キャディバッグには14本以内のクラブを入れる事ができます。
そのうち絶対に必要なパターを除くと13本は何をキャディバッグに入れようが自由な訳です。
確か2021年だったと思いますが、全米プロでフィル・ミケルソンが「飛ぶドライバー」と「置きに行くドライバー」の2本のドライバーを駆使して優勝したのは有名な話です。
上級者ゴルファーは練習を兼ねた遊びで、使用クラブ数を制限する「クラブ本数縛り」とかやったりします。
少ないクラブでラウンドすると当然、「クラブ番手の間の距離をどうする」とか「刻む際の残り距離をどうする」とか、頭と技術を必要とするので良い練習になります。
反対に決められた14本の本数では足りずに、「もう1本入れたい」と思っているゴルファーも沢山いるでしょう。
ですから何をキャディバッグに入れるか、何を外すかは結構難しいテーマなのですが、それを考えるヒントにもなるのが、「クラブのマルチタスク化」だと思います。
皆さんは「テキサスウエッジ」って知っていますか?
サンドウエッジやアプローチウエッジの様なクラブを想像する方もいると思いますが、実は「グリーン外からパターで打つ」事を言う言葉なのです。
なんでも芝が薄く地面が固いテキサス州では日常的に皆がやっていたパターを使ったアプローチを、テキサス州出身のベン・ホーガンが「テキサスウエッジ」と言って広めたらしい。
当然、芝が長い場所とかシチュエーション的にパターが使えない場面は多いと思いますが、「パターはパッティング専用」では無く「パターはアプローチにも使える」と考える事で「クラブのマルチタスク化」が進みます。
私自身も逆目のグリーンエッジからのアプローチにはパターや8番アイアンとかを使ったりしますが、もしその場面で手元にあればUTやFWでアプローチした方がミスは明らかに減るでしょう。
「ガードバンカーではサンドウエッジを使う」と思い込んでいるアマチュアゴルファーは多いですが、ピンまでの距離がある場合や非力な女性などはアプローチウエッジやピッチングウエッジを使った方が簡単だったりもします。
私はドライバーでのティーショットに不安があった時期に、ロフト17°のUTをティーショットで多用していました。
当然ですがUTなので芝の上からも打てるので、代わりに3Wを抜いていました。
本来であればドライバーも抜けるのですが、何となくドライバーが入っていないのは恥ずかしいので入れていましたが(笑)
「苦手なショットをカバーする」とか「特定ホールでの使用を想定した」クラブをどうしても入れたい場合に、「14本の壁」があなたに立ち塞がります。
ここ最近、チッピングウエッジやチッパーが流行って来たみたいですが、「シングルタスク」のクラブを導入する前に、「クラブのマルチタスク化」を一度考えてみるのも良いと思います。
当然ですが、あえて「シングルタスク」のクラブを入れるのもあなたのチョイスですから悪くはありません。
こういった既成概念にとらわれないチョイスやトライは貴方の「ゴルフ脳」を鍛える事にもつながると思いますので色々と試してみましょう!
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。