キャディーさんも大変ね~
GW後半は良い天気で気持ちいいですね~。
ですが昔から盆暮れGWはあえて出かけない派の私です(笑)
さて今回はキャディーさんについて書きたいと思います。
私個人で言うと、最近はキャディー付でプレーするのは年に1~2回程度になってしまいました。
昔はパブリックコース等を除くと、キャディー付でプレーするのが当たり前でしたので、それが普通だと思っていたのですが、ゴルフ歴が浅い方や若い方はキャディー付でプレーした事が無いなんて方もいるようです。
ゴルフのプレーマナー低下やNG行為を知らない人が増えたのは、訳も分からずいきなりセルフプレーでゴルフを始めた方が多いからかも知れませんね。
さてさて、私がキャディーさんと言って、真っ先に思い出すエピソードを書きたいと思います。
30年以上前の事ですが、ベテランツアープロ、ベテランレッスンプロ、若手ツアープロ、私の4人でラウンドした時のお話です。
1番ホールのティーグラウンドでベテランツアープロが「キャディーさん、左の池まで何yd?」と聞いたところ、キャディーさんは「お客さん、左の池には絶対に入らないですよ!」と言いました。
ベテランツアープロは「ふ~ん、そうなんだ」と言ってティーショット。ボールはキャリーで池ポチャ!
別に罵倒する訳でも無く、静かにベテランツアープロはキャディーさんに言いました。
「俺は池までの距離を聞いたんだよ。入るか入らないかは自分で考える。貴方もキャディーなら俺たちのキャディバッグや素振りを見て、どんな人間だかわかるだろう?」
「俺たちはプロゴルファーでキャディーマスターにもあいさつに行ったよ。知らなかったの?」
若かりし私は隣で「こわっ!」と思って事の成り行きを見ておりました。
昼食時に支配人と所属プロが謝罪に来て、午後は結局この所属プロがキャディーに付いてくれました。
このベテランツアープロは後援競技(今で言うABEMAツアーかな)で優勝経験もある方で、普段はすごく優しく面倒見が良い方でした。恐らくキャディーさんにプロとしての意識を持ってほしくて言ったのだと思いますが、言われたキャディーさんはかなりビビってました。
ひと昔前は、コンペの時はキャディーさんに心付け(チップ)を渡す事は当たり前でしたし、茶店や売店にはキャディーさんに渡す用のお土産的な物を売っていました。
もらったキャディーさんは封を開けずに、それを茶店や売店に持って行くと現金化できて、商品はまた陳列棚に並ぶシステムです。
最初から現金でチップを渡した方が双方楽なんですが、この辺りが「日本の文化」というか、日本人の「奥ゆかしさ」だったり「粋」な所なんでしょうか?
実は私もキャディーのアルバイトを少しだけやった事がありますが、お客さん名前とバッグを覚えて、プレー中は4人分のボールの行方を確認して、使うであろうクラブを用意して、林の中や谷までボールを探しに行って、グリーンに乗ればボールを拭いて、ラインを読んで...とかなり大変なお仕事です。
キャディーさんも人間なので、無茶な事を言ったり横柄な態度をとる人より普通に接してくれる方の方がやり易いですし、サービスも良くなると思います。
ボールを探しに行っている間にカートを移動しておいてくれたり、自分で出来る事は自分でやってもらえると、非常に助かります。
中には態度の悪いキャディーさんもたまにいますが、皆さんも「カスハラ」と言われない様にキャディーさんに接しましょうね!
今でも名門と呼ばれるコースには名キャディーさんが所属していて、コースレイアウトやグリーンの傾斜が全て頭に入っている様な方もいます。
こんな状況だと「言い訳」が出来ないので、スコアは「自分の腕」がモロに反映されて、結構ピリついたプレーが出来て楽しいですよね。
こういったコースはお値段もお高いですし、メンバーさんと同伴しない限り予約も難しいですが、ゴルフをやっている以上はたまには行ってみたいと思います。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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