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「どうにかしなきゃ」じゃなくて「どうにかなる」

こんにちは!タロットカウンセラーのHIKOです。
できるだけ毎日更新を目指したいので、気を張らずにとにかく書く習慣をつけたいと思います。

具体的なタロットや心理学の話を書くときもあれば、ちょっとした心が楽になる秘訣についてを書いたり、「心と向き合う」をテーマに、日々いろんなことを書いていきます。

これを読んでくれるあなたの心が少しでも癒されることを願って、執筆していきたいと思います。

さて、今日のテーマは『「どうにかしなきゃ」はやめましょう』というお話です。


「どうにかしなきゃ」と思ってるとき

「どうにかしなきゃ」ってなるのはどんなとき?

みなさん、どんなときだと思いますか?
いろんなシチュエーションがあると思いますが、例をあげると…

・仕事が行き詰っているとき
・やらないといけないことが終わらないとき
・お金がないとき

などなど。
一言で言えば「やらないといけないけど、切羽詰まっている」という状況のときですね。

こういうときって焦りますよね。すごくよく分かります。
どうにかしないと怒られる、責められる、ダメなやつだと思われる…。
そう思って、すごく焦っちゃいますよね。その気持ち、すごくよく分かります。

でも落ち着いて。

実は「どうにかしなきゃ」って思ってしまうと、恐ろしいことに、もっと行き詰ってしまったりするんです。

そうならないように、どうしたら良いのかを学んでいきましょう。

頭がガチガチになってるサイン

まず、「どうにかしなきゃ」っておもうときなんですけど、これって「頭がガチガチになってるよ」っていうサインだと思ったらいいです。

そもそもなんですけど、人には「頭」と「心」があります。
どっちももちろん大切ではあるんですけど、これってどっちの方がより強力だと思いますか?

実は、「心」の方が強力です。

「頭」であれこれ考えてどうにかしようと思ってても、「心」がそれを望んでいない時って、あんまりうまく行かないんですよ。

分かりやすい例を出すと、本当はやりたくない学校の宿題をやってるときとか。

こういうときって、やらないといけないからやるんだけど、心は全然やりたくないから、身も入らないし、全然面白くないし、学びにならないですよね。

もう一つあげると、自分のスキルアップの為に何か勉強しなきゃ、って思って始めた時。例えば、それが英会話だったとしますね。

でも、本心は別に英語が好きな訳でもないし、やりたくない。
頭では「TOEICの点数が高くなった方が給料も上がるし、仕事にも役に立つから頑張らないと」と思ってるけど、「正直嫌だな…」。

こういうときってどうですか?だいたい、上手く行かないですよね。

ストイックな人ならそれでも狙った成績は取れるかもしれないけど、楽しくないし、ストレスになるし、頑張って覚えてもその後も引き続きやりたいと思ってないから、その時限りで忘れるし。何のために頑張るの?っていう感じになったりします。

「頭ガチガチ」っていうのはこういうことで、「良いこと」「必要なこと」だって信じてるから頑張るんだけど、心は頭よりもパワーが強いので、いくら頭で「ちゃんとやらないと」って思っても、全然コントロールなんかできないんですね。

よくお母さんが子どもに言い聞かせて「勉強しなさい」って言っても、子どもは全然真面目にやらない。ああいう感じにすごく近いと思います。

「どうにかなる」は心をオンにするワード

逆に「どうにかなる」と言ってみましょう。

「どうにかなる」は、自分でどうにかすることから手を放して、それを天に任せてしまう、成り行きに任せる、ということでもあります。

でも、それ以上に「自分の心が赴くままにさせる」という感覚です。

心の方がパワーが強いと先ほど書きました。
その心のパワーを信じて、心ややりたいようにさせてみる、という感じです。

これをやると不思議なことに、急にうまく回り始めたりするんですね。

どうしてかというと説明が出来ないのですが、よくある自己啓発的な言葉なら、いわゆる「引き寄せの法則」が近いのかもしれません。

本当に自分の心が望むことは実現されるということですね。

そこまでじゃないにしても、少なくとも、心が望むことをやらせておくと、確実に一ついいことがあります。

それは何かというと、間違いなくその方が「ハッピーである」ということです。

まあ、それはそうですよね。
だって、心が望むようにしているんだから、そりゃハッピーです。

でも意外とこれをやっていない人が多くて、心が「こうしたい」ということを、頭で「どうにかしなきゃ」と打ち消してしまうことって、多いですよね。

それをやってしまうと、手に入るのは大きなストレスだけです。
多少の成果物は入るかもしれませんが、それ以上に大きなストレスが返ってきてしまって、全然ハッピーではありません。

一方、心に好きなようにさせておくと、実は意外と成果物も手に入って、ハッピーな状態になります。

この場合の「成果物」は、もしかしたら、予想外の形になるかもしれません。「思っていたのと違うけど、でもこれで結局なんとかなっちゃったな」みたいな。

もしかするとですけど、どうしてもいやな学校のテストの日に風邪をひくとか。そういうのも含まれるかもしれませんね。

タロットから見る「どうにかしなきゃ」→「どうにかなる」

実際には、人生ってどうにかなるようにできてます。
短期的にみるとどうにもなっていないように見えても、「人生」という長期的な視点で見ると、案外どうにかなっているのが人生です。

むしろ、その経験が後から生きてくるときが必ず来ます。

短期的に見ても、頭でなんとかしようと思って頑張っているときよりも、一旦諦めて力を抜いてからの方がなぜか上手く行った経験がある方も、多いんじゃないでしょうか?

タロットで考えると、この二枚が当てはまります。

左が「力」、右が「吊られた男」

左の「力」では、女性が動物を手で抑え込んでいる姿が描かれています。

これは「扱えないもの、自分の力ではコントロールできないものを抑え込もうとしている」ように見えます。

頑張って力を使って抑えることはできますが、それはずっとは続きません。
必ずどこかで体力が尽きて、動物を抑える手が緩んだ瞬間、自由になった動物に手を咬まれて痛い思いをすることになるでしょう。

現実でもよくあることではないでしょうか?
なんとか無理やり頑張っていたけど、限界まで頑張ったあとに、急に反動がきて辛い思いをする。

仕事を頑張りすぎて、耐えられなくなって体を壊してしまうなんていうのは、まさにこの状況ですね。

そうではなくて、抑え込むのをやめて、右の「吊られた男」のように、一旦じたばたするのをやめてみる。

じたばたせずに、落ち着いてものごとを見る。
心の声を聴く。
流れに身をゆだねる。

この男性は、吊られて手も足も出ない状況ですが、目は穏やかで落ち着いています。「何もできない状況に追い込んで瞑想している」と言われることもあり、修行僧みたいな感じもありますね。

でも、「どうにかしなきゃ」と頑張っているとき、その無理は長続きしません。一度手を止めて、流れに身を任せてみること。
「どうにかなる」と思って、ただ眺めてみる。

それが実は先に進むためには必要なことです。

タロットはそれぞれのカードに数字があって、0から22まで進むようになっています。

そしてこの「力」は11、「吊られた男」は12です。
つまり、この段階を踏んで行かないと、先には進まないんですね。

そうやって一つずつ進んで行って、最後の22「世界」に向かうというのが、一連の流れになります。

まとめ

つまり、「どうにかしなきゃ」という段階になったら、必ずどこかで「どうにかなる」と思って一度流れに身を任せてみる、という段階が必要だということです。

実際、そうやってみると、思っていなかった方向に方向転換して、一気に流れが変わってしまったりします。
(ちなみに、この次の13のカードが正にそれですが、今日はここまでにしておきます)

「どうにかしなきゃ」と焦ったときにこそ、この流れを思い出してみてください。

方の力を抜いて、「手も足も出ないから眺めておこう」くらいの気持ちで眺める。それでいいんです。

それでどうにかなりますから。



最後まで読んでくださってありがとうございます。
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それではまた!

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