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今、この瞬間にすべきこと。~大学生活を有意義に自己成長に使うためには~

2019年3月22日、billage OSAKA内にて株式会社mooble、TRUNK株式会社主催「現役大学生によるパネルディスカッション「新しい時代を生き抜くために今できることを見極める」」が開催されました。

「新しい時代を生き抜くために「今」できることを見極める」というテーマで20歳以下の人たちで集まってパネルディスカッションをしました。なんと参加者のほとんどが次年度(2019年度)から大学生という人たちばかり。(遠くはなんと宮崎から来た人もいました!)

今回はビジネス、エンジニアを経験した大学4年生の人たちに集まってもらってトークをしてもらいました。今回の登壇者はこちら。


高橋 一志 さん(大阪大学外国語学部4年)

大学1年次より特定非営利活動法人アイセック・ジャパンで活動し、3年次では大阪大学支部の委員長を務める。
インドネシアでの就業経験、中国、インドでの国際会議にも参加する。
TRUNK株式会社、エン・ジャパン株式会社など、複数の企業でのビジネス実務経験を経て、起業を志し上京。

安達 和史 さん(関西学院大学文学部4年)

大学1年の春休み、漠然と過ごしていた大学生活を変えたいと思い、東南アジアにバックパック。
帰国後、カンボジアにスポーツ支援を行う学生団体に加入し、1年半活動を行う。
その後休学し、カナダにワーキングホリデー。そこで出会った文系プログラマに影響を受け、帰国し、プログラミングを勉強。
プログラミングスクールでインターンしながら、就活を行い、IT系ベンチャー企業に内定をもらう。現在、内定先にてシステム開発のインターン中。

また、ファシリテーターはこの方々が務めました。


八澤 龍之介 さん(株式会社mooble 代表)(写真左)

関西大学 法学部卒業。
高校3年生のときに出会った、投資家でありながら塾を運営する講師に感銘を受け、起業家になることが将来の夢になる。
在学中にアルバイトを掛け持ちしながら資金を貯め、19歳のときにフランチャイズの塾を開校。
その2年後である2011年2月に大学卒業と同時にオリジナルブランドの学習塾「マナビズム」を立ち上げる。
2012年5月には「smile maker」を設立。
英語と古文の講師として、学生たちから絶大な信頼を寄せられていたが、2017年より経営に専念し、さらなる飛躍を目指す。

西元 涼 さん(TRUNK株式会社 代表)(写真右)

横浜国立大学卒業後、
新卒でDeloitteグループ入社し、人事コンサルティング業務に従事。入社2年目で、新人MVPと全社MVPを同時獲得。
その後、メンバーのマネジメントに従事し2年連続でチームを目標達成に導く。4年目からは新規事業開発の部署と兼務で採用業務にも従事。
自分自身の学生生活で感じた「実際にやってみなきゃ、やりたい仕事なんてわからない」課題を解決すべく、2015年7月1日にTRUNK株式会社を設立。
TRUNKは「育った環境に関係なく、好きをシゴトにできる国にする」をビジョンに、学生がプログラミングやマーケティング等の専門スキルを現場のプロから少人数のリアル研修形式で無料で学べる機会を提供している。



今回は「2025年になくなっている職種、伸びている職種」「新しい時代を生き抜くために学生の間にできること」という二つのテーマでパネルディスカッションを行っていきました。まずは一つ目のテーマからです。



2025年になくなっている職種、伸びている職種

仕事とは何だろう?

西元さん
「このテーマは絶対に親と話しておいた方がいいテーマだと僕は思っています。日本では“学校での教育”と“働く”ということが分断されてしまっていて、学校で勉強をしても、いきなり社会に出てやったこともない仕事をしなくてはならない、という現状があるのです。これがドイツだと、10歳から18歳までの間に学業と職業体験というものを繰り返しながら成長することができ、また、マイスター制度があるので、8年間で培った知識と経験から職業を選べる、という仕組みになっています。
仕事はやったことがなく、それでも選ばなくてはいけないという現状。そういう点で大学はとてもいいタイミングだと思っています。学業と同じウェイトで職業のことを考えてみるのです。高校生の段階だと世の中にどんな仕事があり、どんな働き方があり、という部分がよくわからないと思います。なので、今回はそういったことをかみ砕きながら先のことについて考えていければと思います。
まずは高橋さんにビジネスという観点からお話しいただければと思います。」

高橋さん
「ざっくり皆さんが想像している仕事がビジネス的な仕事だと思います。営業だったり、企画だったり、マーケティングだったり、いろいろな種類があります。考えだしたらキリがありません。そんな中で僕が思っているビジネス職というのは、“モノを作らない人”ということです。デザイナーやエンジニア以外の人たちですね。」

安達さん
「僕はWeb関係のエンジニアなのですが、エンジニアはよく専門職というカテゴリーで分けられることがあるかと思います。モノづくりをする人ではあるんですが、僕は少し高橋さんとは考えが違っていて、これからのエンジニアは設計から考えて作っていく、作ることと考えることが両方できる人が大事になってくるのかなと思います。

西元さん
「今の話はとても的を得ていて、世の中の仕事は3つに分かれるといわれています。『創る』仕事、『造る』仕事、『売る』仕事です。企業活動として創って造って売る、という流れがあります。先程の安達さんの話は、この3つの内の一つだけができるのではなく、エンジニアだったら『造る』という分野に特化していたものが、『創れて』『造れて』『売れる』というところまでできるといい、という話だと思います。企画しながら開発するか、企画しながら売るか、この2つで二分するのではないでしょうか。
これに関して、今までもこのような流れがあったのか、これからこのような流れが強くなっていくのか、どっちだとお考えですか?」

安達さん
「そうですね…。前からあることにはあると思うのですが、“造る”ということ自体は人間がやらなくなっていくことだと思います。なので、交じり合った考え方ができること、つまり企画なんですが、そっちのスキルが大切になってくると思います。

八澤さん
「西元さんの就職活動の話を教えてください。」

西元さん
「2011年ころに就職活動をしていたのですが、その頃は氷河期と言われていました。その時の『開発』という職業は、言われたものに沿って作る、という内容が多かったですね。企画をしてエンジニアに対して依頼をする、ということを就職活動中はイメージしていました。しかし今は、企画と開発が1人でできてしまうので、企画 兼 開発という部分が求められてきたのかな、と思います。

八澤さん
「今回参加者の人たちがこれから大学に入学していく人たち、ということで伝えたいのが、自分の価値を高めるのに大学の名前は必要ないということですね。今回登壇いただいている高橋君は大阪大学外国語学部、安達君は関西学院大学で日本ではトップクラスと言われている大学に通っていましたが、これまで二人が歩んできた道に対して大学の名前は関係ありませんでした。その中でこの二人は、企業に選ばれる人間ではなく、好きな企業を選べる人間になったんです。それがわかった上で今日の話を聞いてほしいな、と思います。」

仕事におけるこれまでの変化、これからの変化

西元さん
「今はまさに変化の時期だと思っていて、僕たちのころは企画と開発が分かれていて、でも高橋君や安達君の時には企画と開発の両方ができる人ということがスタンダードになっています。これも変化で、その変化を職種の面、業界の面などで感じている部分はありますか?」

高橋さん
「仕事を選ぼうとしている身で感じているのは、職種がどうというよりは、人間として、目の前の困っていることに対して解決策を出せる人が求められているのではないかと思っています。
目の前の人が何に困っているのか、ということをわかることが最初の通過点です。今までは、ただ人に言われたことをやっていればよかったことが、それではいけなくなってしまったのです。自分が価値を創出できるのか、といことが大切なんだと思います。価値を創出して、それが貨幣だったり、信頼で返ってくることを目指せばいいと思います。

西元さん
「ここで一つある記事を見てほしいのですが、平成元年と平成30年の世界の企業の時価総額のランキングを比較したものです。なんと、平成元年では世界で一番時価総額が高かったのは日本のNTTなんです。また、ランキング入りしている企業の中に日本の金融系の企業が多いことがうかがえます。しかし、平成30年の時点でこのランキングに入っている日本企業はトヨタくらいになってしまっています。
テクノロジーが出てくる中で、新たに価値を創造したとしても、次の年にはもう少し価値の幅を広げなくてはならないですし、何か別の新しいシステムに置き換わっているかもしれません。そういったことを念頭に置きながら、新たに価値を創造していかなくてはならないのです

伝えたいことは、求められる価値を提供し続ける、ということです。誰かのできないをやってあげることで対価をもらう、それを継続するということは業種、職種関係なく難しく、また価値があることなのです。とはいえ、外部環境も時代によって変わり続けるので、周りの環境に合わせて適応していくことも必要です。」

八澤さん
「最初の『創る』『造る』『売る』という話に戻りますが、『創る』は目の前のお客さんの課題を把握して企画することにあたります。それを形にするという点でエンジニア等が具体的に作っていくことが『造る』です。
現在、経営者とWebエンジニアの比率を比べてみると、経営者の約3分の1ほどしかエンジニアはいません。作りたいと夢を語れる人は多いが、それを具体的に形に落とし込める人がいないということ。なので、現在国を挙げてプログラミングを共通の科目にしようと動いているわけですが、そこにユーザーに対して価格を提示して売れる人が加わると、事業というのは回り続けるのではないかと考えています。」

これからの仕事のあり方

高橋さん
「仕事がなくなるかどうかという問題に関して言うと、仕事自体はなくならないと思うのですが、仕事のやりがいはなくなっていく職種が生まれてくるのかな、と思いますね。」

西元さん
「稼げなくなるということはないと思いますが、やっていて面白くない、と思う職種が出てくるということですね。」

八澤さん
「その視点はおもしろいですね。」

高橋さん
「すでに仕事をされている方と一緒に仕事をすることがあったのですが、『自分は何のために生きているのだろう』と口にする人が何名かいて、実感しました。やりがいや仕事を楽しむという感覚を持つかどうかだと思うのですが、どうでしょうか。」

八澤さん
「ちょうど僕たちが30歳くらいなのですが、仕事上でどんどん伸びる人と停滞する人とで分かれてくる年齢だと思うんです。若いころの方がやらされている感覚がありますが、この歳になってきてようやく、どんどん伸びていく人は楽しめているような感じがするんですが、どうでしょう(笑)。」

高橋さん
「そうですね、いろいろな大人の人を見ているとそういう感覚になります。」

八澤さん
「これって今がどうとかというより。昔からあったことだと思うんですが…。(笑)そうでもないんですかね?楽しめない人は今後増えていくんでしょうか。」

高橋さん
「スウェーデンだとベーシック・インカムというものがあって、働かなくても毎月20万円くらいは国から入ってくるという制度を作ろうとしているんです。日本も先進国なので、そういったことができるようになるでしょうし、2025年はまさにそういう時代になると思うんです。働かなくても生活ができる、でも働きたい、という人達が増えてくるのではと考えています。
何を目的として働いているのか。そこに目を向ける人たちですね。」

西元さん
「今のはすごくいい観点だと思っていて、若いころはお金のために働くことで十分だと思うんです。けれど、歳を重ねると仕事上でのスキルも磨かれてきて、ある分岐点に立つことになります。このままでいくのか、はたまたワンチャレンジ、ツーチャレンジしてみるのか。自分で決めて自分でやることが働き甲斐に繋がっていくことになると思います。

安達さん
「起業している人に囲まれているのでそうしないとやりがいがないのかな、と思うかもしれませんが、そうではなくて、お金で優劣をつけるよりもやりたいことができるようにしよう、という企業も増えてきています。2025年にはもっともっと増えているのかなと思いますね。」


ここで一旦質問タイムに入ります。

解決する力と創造する力が大切だというのはわかったのですが、具体的にどうしていけばいいですか?

西元さん
常に考え続ければ大丈夫です。けれどサラリーマンになると勝手に仕事が降ってきて、また、社内の中での仕事の進め方のルールが決まっているので、そういったことが積み重なると考えることをやめてしまうのです。
社会人のゴールデン・エイジというものがあって、入社1年目から3年目の間を指します。この期間の働き方や働くことへの姿勢というものはその後中々変わることはありません。なので、この3年間でしっかり考え続けることを推奨します。上司の提案にもっといい提案がないか聞いてみたり、自分で新しい仕事を作ったり、ですね。」

高橋さん
「考え続けることがすべてだと思いますが、人間だれしも心地よい枠に収まろうとするものです。あえて違和感の感じる環境に身を置くことで、課題を見つける感覚を身につけることだと思います。
世の中そういったことが連続的に起こるので、あえて自分が嫌だと思うことをやり続けて、課題を発見、考え続ける習慣を身につけるべきですね。

安達さん
「おそらく大学に入学したらアルバイトなどをするかと思うのですが、『もっとよくしよう』と頭を使うことだと思います。自分の今の環境ってもっとよくなるポイントというのが必ずあって、そこを自分で考えていくことが大切なんだと思います。それをし続けた人がどんどん上に行くんだと思います。もっと良くしようという想いをもって、さらに行動に移すことをしてください。バイトではなく遊びでもいいので。
環境を変えることも大切です。全然知らない人と話してみたり、違和感を感じてちょっと苦しい思いをしてみて、さらに頑張ることですね。
今の世の中のすごい人が大学時代に起業していたり、インターンをしていたわけではなく、何かを変えようと考え続けていた人たちだと思うんです。

自分たちが大学を過ごす中で職種はどのように選んでいけばいいでしょうか?

安達さん
「完全になくなる仕事ってないと思うので、もし世間的になくなっていくかもしれない仕事でも、そこにやりがいを感じるのであれば突き抜けていったらいいと思います。一旦やってみないとわからないところもあるので、一度チャレンジしてみるといいと思います。回答になってますかね…?」

西元さん
「そこを選ぶ基準がわからない、ってことですよね?」

高橋さん
よくわからないことは当たり前で、だからこそ考えてほしいですね。自分で何が必要とされるのか考え続けてみることです。

八澤さん
「大学受験は答えのある問題だけでしたよね。これは答えのない問いで、常に考え続ける姿勢が自分の価値になっていくという話で、これに慣れていかないといけません。考えたことをやめた人はそこまでの人間、ということになってしまいます。戦い続けていることに価値があるという考えになってほしいですね。

高橋さん
「それをどうやったらわかりますか?と今思えていることは素敵だと思います。」

安達さん
「この質問に対してここの4人はそれぞれ違う回答を持っていると思うんですが、それこそがこの4人の価値なんだと思います。ここで回答している答えにたどり着くまでの考え方がその人の価値になるので、だから考えよう、ということだと思います。」

将来研究者として活動したいのですが、今後のことや安定性を考えると不安になります。どうしたら自分のやりたいことに対して脇目も振らずに進んでいくことができますか?

これは高校2年生からの質問です。

高橋さん
「いいですね、そういうアカデミアの世界を将来は応援、支援したいです。
僕が東京にいて思ったことは、日本ではいい意味でも悪い意味でも死ぬことはないということですね。また、年収何千万円稼いでいる人よりもそうやって夢を持っている人達の方が価値が出てくる時代がいつか来ると思います。そうしたことを信じて、周りの『できない』という大人のノイズは排除して、出来る、応援していると言ってくれる人達と付き合った方がいいと思いますよ。

安達さん
「なんで脇目を振っちゃいけないと思うのですか?」

“研究者は24時間研究対象のことを考えていないといけないとネットに書いてあって、でも現状で安全な道や安定した方向について考えてしまっています。そういう部分が向いていないのかな、と思います。”

安達さん
やりたいという気持ちがあるならとりあえずやってみることも大切だと思います。今は、やってみてダメだった時のことはどうにでもなる世の中なので、そこに関しては強い心配はいらないかな、と思います。とりあえずやってみてもいいんではないでしょうか。」

西元さん
「アカデミアのイメージってちなみにどう思っているんですか?」

“大学の先生になって研究しているイメージです。”

西元さん
「大学の先生になりたいんですか?」

“企業に入るよりかは大学かな、と…。”

高橋さん
「高校生だからどういった研究者の形があるのかまだわからない、というのも今の不安の原因だと思いますね。日本だと奨学金があったり、ドクターになれば日本学術研究機構に入れば月20万円はもらえますし(狭き門ですが)、孫正義経済団というものもあります。また、日本だとそれほど支援体制が整っていなくて、海外に行くとマスター・ドクターになるのは当たり前だという思考ですし、奨学金サービスもたくさんあります。そういった方法を教えてくれる人に出会うことが今は大切なような気もします。だからあきらめないでほしいですね。」

八澤さん
「目指していいですよ!目指していなかったらそういった情報は入ってきません。でも、目指していたら協力してくれる人、お金を支援してくれる人というのはおのずと現れるものだと思います。高校生の段階では実現性などは考えなくていいと思いますよ。
今の学校だって関係ないし、目指したいものに対する正しい努力がきちんとできれば問題ないと思います。脇目を振れてしまうことも悪いことではないですし、脇目を振れている自分も許容して目指していってほしいです。途中で道が変わることだってかまわないのです。」

安達さん
「今こうしてやりたいと言ったことが大切だと思います。どこかで誰かが支援してくれたり一緒にやってくれる人が現れてくれるかもしれません。自分がやりたいということを言い続けることが大切です。

西元さん
与える価値は明確にしてほしいとは考えています。自分が研究するものが誰にどんな価値を与えるのかということをしっかり自問自答してほしいですね。それによって繋がれる人やモノということが現れてくると思います。いろいろな本や人から知見を得て価値を徐々に徐々に決めていってほしいです。」

学校の先生には「やりたいことを選んでから大学の学部は選べ」と言われるのですが、それだと視野が狭くなると考えています。大学にとりあえず入ってからやりたいことを見つけることもありかなと思うのですが、その点に関してどう思いますか?

高橋さん
「実は僕、学部はあみだくじで選びました(笑)。本当に学部はどうでもいいと思っていて、大学時代は自分の時間をどこに費やすのかを考える時間だと思っています。今の意見だと、今は視野が狭いから大学に行ってから視野を広げようということだと思うんですが、これは就職活動の時にも同じことが言われます。可能性を絞りたくないから大きな会社に入りたいという人とニュアンスが似ているのかなと思うのですが、自分が何をしたいのか、ということがあればそこに向かって突き進めばいいし、逆にないんだったら広く選択すればいいと思います。結論、何を目的とするのかによりますから。
ちなみに僕は東京大学に行きたかったのですが、浪人はしたくなくて大阪大学を選んで、最後は一番面白そうなところに行ければいいかな、という感じでした。もともと大学に行くつもりはなくて、大学の名前をどうやって使っていこうかとばかり考えていましたね。」

安達さん
「僕も文学部で英語の小説の研究をしていました。しかし、就職としてはWebのエンジニア。最初からエンジニアになりたくて大学に入ったわけではありませんでした。なので、その時に必ずしも決めなくてはならないというわけではない、という反面、その『広く見る』ということはがっつりやらないとだめです。ただ広く見る人が多いのですが、広く見て何かの道を決めて成功しているひとは広く見ていたものにも一定のパワーは割いていたと思います。何かを決める瞬間は待っていてもやってきません。今やりたいことがあるのならガッと取り組むことが大切です。

高橋さん
「目の前のやりたいことをやることがすべてなのかな、と思います。学校の先生も“わかっていない”ということはわかっていて、そういう言葉の真意としては『自分の決めたことから逃げないでね。』ということなんではないでしょうか?やるもやらないもこれからは自分で決めることです。

西元さん
「僕は大学に入る前に自分のやりたいことを決めて学部を選びました。本当は高校を卒業したら働くつもりだったんですが、経営コンサルがしたくなって経営学部に行きました。大学1年の秋ごろからインターンを始めていろいろな会社で働き始めましたが、仕事でやっていることと大学で勉強していることとがリンクしだして面白いな、と思った経験はありますね。結局やっている仕事は変わってしまいましたが、やりたいことは変わりますし、目の前のやりたいことをやっていけば最終的にはすべてつながっていくと思います。

“目の前のことをやってみてその中でやりたいことが見つかって、それに力を注いでいく、という感じしょうか。”

西元さん
「そんな感じですね。あとはどうやって時間をかけていくか、ということが大切です。これは意見が分かれるかと思うのですが、朝から晩までそのことについて時間を使うくらいでないと、それをやっている意味はないのかな、と僕は思います。安達君はどう思いますか?」

安達さん
「それが理想ですね。一番いいと思います。」

大学の授業と自分のやりたいことをどのくらいの割合でやればいいでしょうか。

西元さん
「僕は大学の単位は一つも落としたことはありません。そのまま卒業しました。毎日大学に行ってプラスでバイトもしていましたし。」

“どっちつかずという状況になりそうで…。”

安達さん
「大学とやりたいことを必ずしも切り分ける必要はなくて、楽しいことをやっていけばいいかなと思うんですが…。どうでしょう?(笑)」

八澤さん
「大学の授業は高校と違って自分で選択をしなくてはなりません。大学生は驚くほどに、いろいろな場面で自由なのです。だから、大学生活を10にすることもできるし、起業ややりたいことを10にすることもできます。それは人に聞くことではなく、自分で決めることです。もっと自由にいろいろ選べます。」

職種や職業という概念ではなく、誰にどんな価値を与えられるのか、与えたいのかを考えること。そして、考えるだけではなく行動に移し、行動する中で自分に足りない経験やスキル、知識を、また考えながら補っていくこと。そしてそれを継続していくことが大切になるんですね。


ここまでで「2025年になくなっている職種、伸びている職種」のテーマは以上となります。



新しい時代を生き抜くために学生の間にできること

今回来ている層が新大学生、ということで、受験が終わった今、何をしたらいいかわからない状況だと思います。ただ大学生活を過ごすだけで、せっかく大学受験で自己成長したのに、大学の名前だけしか自分の中に残らない、という人が世の中にはたくさんいます。自分の価値をいかに大学生活中に高めていくのか、というお話を伺いました。

アルバイトとインターンの違い

八澤さん
「僕が大学に入学する前に最初に練習したことはパソコンのブラインドタッチでした。パソコンはこれから一生使っていくものです。なので、これを最初に習得していれば、あとから長期的な価値になると思いました。
これを踏まえて皆さんにお聞きします。大学に入る前に何かしていましたか?」

高橋さん
「僕は恥ずかしながら、高校卒業後は遊んでいました。18歳になったらできることをすべてしようと思い、春休みはクラブに行ってずっと遊んでいました。そうしたら、朝起きるたびに何もなかったと思うようになってしまいましたね…(笑)。それでもまた遊びに行ってしまうんですが。」

八澤さん
「でも遊びの経験も大事ですよね。『英雄、色を好む』という言葉もありますし(笑)。」

安達さん
「僕は高校時代がバイトをしたことがなかったので、バイトをしていました。バイトがない日は遊びに行ったり…。」

八澤さん
「ちなみに何のバイトをしていたんですか?」

安達さん
「塾のバイトをしていました。」

八澤さん
「そこでの学びや経験はありましたか?」

安達さん
「部活はせいぜい先生と二個上の先輩くらいしかいませんでしたが、バイト先にはもっと上の人がいて、そういった人に指導されるのは今までになかった経験でしたね。」

会場にも遊園地や飲食店、警備などのバイトをすでにしている人もいました。

八澤さん
「高橋さんはバイトはしていましたか?」

高橋さん
「飲食店のバイトをしてましたね」

八澤さん
「そのバイトで何か学びましたか?」

高橋さん
「1年間飲食店で働いていたのですが、その経験が人生で一番大きかったです。こうやって世の中まわってるんだ…、って。」

八澤さん
「どういうところが?」

高橋さん
「お客さんの対応に対して誰かが我慢して回ってるんだな、とか、当たり前に感じていたことがそういったことに支えられているんだな、と特に感じました。」

八澤さん
「1年で辞めてしまったのは?」

高橋さん
「その場にいても改善できることがないと思ったからです。誰かが我慢する環境はもっと上流の方から改善していかないと変わらないな、と思ってやめました。」

八澤さん
「経験から学べることはたくさんあると思いますが、バイトだと学べることの限度があります。枠が決まっていて、もうこれ以上学ぶことがないなと感じたら、どんどん次のステージにっていいと思います。
安達君はどうでしたか?」

安達さん
「インターンとアルバイトの違いで言うと、アルバイトはお金が欲しい人が集まっている、というところが違うと思います。頑張る人からただお金が欲しい人、急にやめてしまう人など様々な思いの人が集まってくる、ということが顕著に表れるのがアルバイトだと思います。それに比べてインターン生はそういう人の割合が限りなく少なく、何かしらを良くしようと思っている人の割合が高いというところ違いがあるかな、と思います。」

八澤さん
「西元君にも聞いてみましょう。バイトとインターンの両方をやっていたかと思うのですが、バイトは何をしていましたか?」

西元さん
「ファストフード店とスーパー銭湯の受付をやっていました。」

八澤さん
「そこで学べたこととインターンの違いはなんですか?」

西元さん
「1年生の時にインターン生から始めました。ただ、大学4年生の時に『ふつうのアルバイトってどんなんだろう』と興味がわいて、ファストフード店とスーパー銭湯を始めました。
ファストフード店が調理場で、スーパー銭湯が切符を受け取って見送る仕事をしていましたが、インターンを経て感じたのが、『これでお金がもらえるんだ!』ということでしたね(笑)。驚愕でした。」

八澤さん
「ファストフード店などのバイトは企業から評価されます。決まったことをきちんとこなせる人が多いからです。自分の意見を言える人が評価される企業もあるので、そういった企業もあるよ、といった感じですが…。
ここまでアルバイトとインターンの違いの話を伺ってきましたが、一つ知っておいてほしいのが、西日本と東日本とでインターンの認識が違うことです。
西日本では、アルバイトは気軽に始められるイメージですが、インターンとなると身構える人がたくさんいます。しかし、東日本だとアルバイトとインターン生の比率はほぼ同じ、なんならインターン生の方が多いです。今日この会場に来てくれた人たちは、自分の時間を切り売りするより、自分で考えては働けるという環境に身を置いた方が、結果的に自己成長につながるのではないかな、とは思います。

18歳のころに戻るなら

八澤さん
「もし今の思考のまま17、18歳のころに戻れるとしたら、まず何から始めますか?」

高橋さん
「僕は絶対プログラミングの勉強から始めます。エンジニアは圧倒的に需要と供給がマッチしていないんです。自分の会社でも真っ先にエンジニアが欲しいと考えています。なので、もし戻るなら自分でできるようにしたいな、と思います。
当時は英語の勉強をしたほうがいいかなと思っていましたが、今思えば隙間時間はプログラミングの勉強がしたかったですね。」

八澤さん
「英語が喋れる人というのは日本全国的に結構いますが、プログラミンが書けるという人はなかなかいませんからね。
一方、安達さんはすでにプログラミングが書ける人ですが、安達さんが18歳に戻るならば何をはじめにしていましたか?」

安達さん
「僕も同じ結論にはなってしまうのですが、プログラミングを初めて今で1年半くらいなので、もっと早く始めておければよかったなと思います。あとは、バイトのお金で留学に行ったので、もっとちゃんと勉強していれば学校のお金でいけたのになあ…。という感じです。もし留学などしたかったら。大学から取れるお金でいけば行った方がいいと思います。バイト自体する必要がなくなる可能性もあるので…。」

八澤さん
学校に入ってから得られる支援などは知っておいたほうがいいですね。周りの人はそういったことにあまりアンテナを張っていませんし、また、学校側はそういった人たちを支援したいと考えているので、しっかり調べる必要はあるかと思います。」

西元さん
「僕はあまり過去に戻りたいとは思っていません。今の状態が最高だと思っているので。お金があったら良かったかな、くらいです。お金があったら起業しながら美術大学に行きたかったです。
絵か建築、意匠設計の勉強がしたかったですね。好きだから、というのが理由ではありますが…。」

八澤さん
「もし僕が戻れるなら、同じくプログラミングを勉強したいですね。自分が書いてそこで事業を起こす、ということができるのがいいのですが、やはり需要と供給のバランスがあるからですね。
現在教育関連の事業を多数展開しているのですが、当初は19歳の時に塾を立ち上げようと考えてたので、18、19歳のころはひたすら英語と古文の勉強をしていました。でも今思えば、その勉強していた時間をプログラミングについたしていたら、もっと今の事業がスケールしていただろうな、と想像していしまいます。今から勉強することも可能だとは思いますが、しかしそれをやるには経営者として抱えているものが多すぎるんですね。経営者として社員、社員の家族を養わないといけないので、そういったものたちを抱えていると、時間がさけないんです。なので、戻れるならばプログラミングの勉強をしてUI/UXができるようにしたかったです。
この話からいえることは、18歳の時間というのは非常に価値がるということなんです。経営者の中には何十億円積んででも戻りたいという人もいます。それだけの価値がある時間を、たかだか時給1,000円のバイトに費やすべきなのでしょうか?それならば、もっと自己成長できることに使った方が有意義ではありませんか?自己成長につながることを一生懸命にやっていたら出会う人たちの質も変わっていきます。


ここからは再度テーマに対してオープンクエスチョンの時間になりました。

大学に入学して授業だったりバイトだったり、自分のしたいことだったり色々あるかと思うですが、どうやって割り振っていけばいいでしょうか?

高橋さん
「僕はもう持てる力すべてを一つに注いでしまうタイプなので、配分などは考えずにやりたいことをやる、という感じでした。」

八澤さん
「それでも大学を辞めなかったのはなぜですか?」

高橋さん
「それは大学を出ないと海外で事業ができない(Visaが取れない)と聞いたので、大学2年生くらいで辞めようとは思っていたのですが、そのために大学は出ようと思ったから、ですね(笑)。」

八澤さん
「なるほど。自分の中で“大阪大学外国語学部”というところに対して価値は感じていないということですよね?」

高橋さん
「そうですね。」

八澤さん
「それくらい振り切ったほうがいいということですね。僕もそう思います。」

安達さん
「僕もプログラミング始めたころはちょうど休学をしていて、周りにそういいうことしている人もいませんでした。なので、とにかくネットで調べて、スクールに通って勉強をしていました。そのときは100%、朝から夜まで続けていました。それくらい面白ことに出会えたらいいのかな、と思います。100%注げることを探すためにいろいろやる、というのがいいんじゃないでしょうか?そういった探す時間も残しつつ…。その配分が難しいかもしれませんが…。」

西元さん
「僕はバイトとインターン、加えて部活動もしていたので、朝5時にファストフード店、9時からインターン、夜の10時くらいまで部活をして12時までスーパー銭湯、と、睡眠時間を削る方法をとっていました。あまり寝れないのでよくないのですが、当時は全部楽しかったので全然大丈夫でした。」

安達さん
「意外と時間はあるので、やりたいこと全部やっても意外と大丈夫な気はしますね。」

西元さん
「アルバイト、インターン、部活動に加えて授業も全部出ていましたが、大丈夫でした(笑)。」

八澤さん
「僕は1:1:8くらいの割合でした。ここで話したいのは積んでいるエンジンの話です。よく、アルバイトをしているからほかのことが出来ない、など、何かがあるから何かができない、という人がいるのですが、そんなことはありません。それはただの言い訳でしかなくて、自分がやるかやらないかで、やればいいんです。
僕は大学入学してから2年で資本金200万円で起業したのですが、それまで毎月8万円ずつためていました。そのためにアルバイトをしていたのですが、ついに週に7日行っているような状況になってしまいました。これではいけないなと思いましたね。遊びに行けないし、友達もできない…。なので、一つバイトを辞めて、3つをルーティンにすることにしました。それで遊びも入れながら月に15万円くらい稼いで、貯金をしていました。友達にも助けられながらやりくりして、といった学生生活でした。大学を辞めなかったのは、祖母が泣くからという理由だけで…。
そこから何年か経ちますが、寝ているとき以外はずっと仕事をしています。それって案外普通で、受験勉強でも研究者でも同じような状況になります。そうすると一気に成長していけます。」

僕は高校の時は部活動しかしていなかったのですが、大学ではオープンキャンパスの企画や学園祭の企画をしたいと考えています。また、2020年には東京五輪のボランティアもしたいなと考えているのですが、これに関してどう思いますか?

八澤さん
「人を楽しませるのが好きなんですね!そういうのっていいと思います。皆さんは職業を決める時にどうしましたか?」

西元さん
「僕は今の仕事は日本に必要だなと思って始めました。」

八澤さん
「これも普段からよく言っているのですが、日本人は職業で夢を語りすぎだと思います。小さい頃の夢がそのまま叶っていったエピソードが美化されてメディアで取りざたされることがありますが、それはものすごくマイノリティーな話だと思うんです。その中でも職業で決めたいい例もありますが、自分が何をしているときが楽しいかで決めるべきで、そこから考えるといろいろな職業の選択肢が広がるのではないかな、と思います。

高橋さん
「僕は学生NPOとインターンを両方やっていたのですが、両方やっていたからこそ見えてくるものがあると思います。」

八澤さん
「僕はあまり学生団体という形態にはあまり賛同していません。学生団体の中には真剣にやっている人と、所属しているだけで満足してしまう人がいた、という経験があるからです。学生団体は失敗しても責任があまりないので、起業のような責任をとらないといけないところに身を置くことで成長できると考えています。
高橋さんは両方に所属することでいいと考える部分は何かありますか?」

高橋さん
「NPOは利益を求めない団体なので、純粋に自分の夢を語れる場なんだと思います。最終的に僕はビジネスの部分に行ってしまいましたが、NPOからビジネスに行く事は大賛成ですね。」

八澤さん
「あ~なるほど。学生だからこそできることでもあるんですね。」

安達さん
「僕も学生団体には所属していましtが、観点が違っていて、会社に比べると組織として難しくなると思っています。その組織でいくら頑張ってもその人には一銭もお金が入らないんです。組織で働く上での『楽しい』だったり、理由を自分で見つけないとしんどいんですね。学生の内にそういった経験ができるのはいいことなのかな、と思います。」

高橋さん
「両方やったらいいと思います。」

八澤さん
「経営者目線で言うと、お金を払って人をマネジメントするほうが楽なんですね。お金をもらっている側は責任感が芽生えるのできちんと働いてくれるのですが、お金を払わないとそういった責任というものが生まれにくい。なので、学生団体のお金を介さないマネジメントというのは、とてもマネジメントスキルが上がりそうですね。

人と違うことをして差別化を図って新しい事業を組み立てていくと思うのですが、どうしたらいいでしょうか。

西元さん
「僕はあまりそういったことは考えていません。事業のタイプによるとは思うのですが…。どうやっているのかというと、今は企業側からお金をもらって学生たちに無料で職業体験を提供しています。それは自分が学生のころ貧乏だったからです。こういうものがあったらいいな、ということとやりたいということをミックスさせて、自分が欲しいものを作る感じです。『どうすれば欲しがってくれるだろう』ということをひたすら考えていくスタイルをとっていますね。

八澤さん
「僕も一緒かな~。ZOZOTOWNの前澤さんが『差別化を考えるようなビジネスは考えるな』というようなことを言っていたかな、と思うのですが、圧倒的に一興になるようなビジネスをするな、というスタンスもあるんです。
差別化を考えている時点でその市場はすでに飽和状態なんです。なぜその事業をしたいのかをもう一度しっかり見つめなおすことが大切です。

高橋さん
「人が欲しいものを作るのってとても難しいんですね。競合のことは二の次で、お客さんが欲しいものを作れるか否かということです。それがわかったらOKというところがあります。」

八澤さん
「最初に考えた事業と結構変わりますよね。最初に考えた理想があるんですが、理想が変わることもありますし…。」

話の中で何度かインターン、アルバイトという言葉が出てきたかと思うのですが、今までアルバイトをしたことがないので、いまいちその二つの違いがわかりません。

西元さん
「同じだと思います。お金をもらって働くという点では。ただ、どっちかというとオペレーショナルな部分ががっちり決まっているのがアルバイトで、新しく自分で考えたりすることがインターン生、という感じ…とも言い難いです。定義が会社によるので、弊社だと職種で分けています。法人営業、プログラミングなどはインターンです。」

八澤さん
「僕の会社ではアルバイトにはある程度しっかり指示を出して、時間内働いていたらOKにしていますが、インターン生には自社のコンテンツなどの課題点を解決するミッションを与えて、そこに対して自分で考えてコミットする、出来ていなかったらなぜできなかったのか考える、ということで分けています。これも会社によりますね。」

起業家、経営者の人ってどのような思考回路をしているんですか?どうしたら楽しく思考できますか?

八澤さん
「それについて考えているときは夢にまで出てくると思うんですね。何をしているときでも思考を仕事に絡めたくなるんですね。そういった意味で寝ているとき以外は仕事について考えている、ということなんですね。
また、AIについて、AIが自分よりも優れた思考ができるようになったら、もうあきらめるしかないですね。その方が世界が良くなるんだったらと思うと仕方ないかなと思います。
経営者は決断することが仕事なので、考えても考えても答えが出ないときはある程度情報が出そろったら決断するようにしています。決まっていない状態には腹が立つので、情報がそろったら決め打ちする、ということをあらかじめ決めておくということにしています。悩んで前に進んでいないことよりかはましかな。」

西元さん
自分の中でこの分野はこの人に聞こう、ということを決めておくことが大切だと思います。悩んでいることは人に聞いて情報収集して、決めるということでしょうか。精神的に追いやられることはないですね。」

将来、アフリカなどの後進国や発展途上国の教育に携わりたいのですが、これをやっていた方がいいなどのアドバイスがあればほしいです。

安達さん
「とりあえず夏休み全部アフリカに行くこと、もしくは学校休んででもいくことですね。まずは現状を分かることだと思います。」

八澤さん
「これに関しては4人とも同じ答えだと思いますね。まずはそれからです。」

大学の授業から学んだことってありますか?

西元さん
「今でもずっと勉強になったなと思うことが5つくらいあって、その中の一つで印象に残っているのは、実際に経営者の人の話を聞く授業ですね。500人くらいの教室がパンパンになるんですけど、それがきっかけでインターンしなくちゃ!と思いました。あとは管理会計などですかね…。」

八澤さん
先輩に言われた単位の取りやすい授業ではなく、自分で主体的に『これを学びたい』という授業を選んでいけば必ず学びにはなると思います。あとは使い方の問題です。



以上でパネルディスカッションは終了しました。



これから学生という時間をどのように使うのか、自分の将来はどんなことが待ち受けているのか。これから大学生になる若い可能性にとって大変刺激的なイベントだったのではないでしょうか。



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