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トランぺッター社労士 これまでの生い立ち vol.2

こども編からいきなり中学?!と思われるかもしれませんが、小学生時代は至って平凡な小学生で特筆すべきエピソードもないので割愛します(笑)

実は幼少期から小学2年生までは千葉市の美浜区というところで過ごしていましたが、3年生に上がるタイミングで父方の実家を建て替えをして祖母との同居をはじめることとなり転校をしました。

転居先は同じ千葉市でも外れにある緑区というところで土気というところでした。(ちなみに土気と書いて「とけ」と読みます。)

土気小学校を卒業して入学した中学校は土気中学校という全校生徒300人程度くらいの小さな学校でした。
それまで平凡な普通の少年が自分の将来を決定づけるような体験を積むことになろうとはこの時は夢にも思っていませんでした。

中学に入ると部活動をどうするかという問題が起こります。
自分は特にスポーツが得意というわけでもなく、むしろ球技に関しては恐ろしいほどセンスがない少年でした。(走る事だけは得意だったのかそこそこ速かったですが・・・。)

入学すると新入生の為の部活動紹介のようなものが全校集会的な場所で行われました。この時に衝撃を受けたのが吹奏楽部でした。

とても中学生の演奏とは思えないようなパワフルな演奏でめちゃくちゃかっこよかったことを覚えています。

自分と同世代(もしくは上の世代)の方で吹奏楽経験者ならこの学校の名前でわかる方もいらっしゃるかと思いますが、土気中学校吹奏楽部は私が入学する前年まで全日本吹奏楽コンクールに13年連続出場を果たした名門校でした。(入学した年は3年連続金賞を受賞していた為、コンクールの出場ができない年でした。)

そんな学校だったとはつゆ知らず、吹奏楽部の演奏に衝撃を受けた私は友達と新入生歓迎演奏会の場にも足を運びそのまま仮入部し、そのまま正式に入部することになりました。まさにトランペットに出会ったのもこれがきっかけでした。
補足ですが、私はこれまで音楽など全く経験もなく、家族に音楽を嗜んでいた者がいたわけでもありませんでしたので、音符の「お」の字も分からないど素人でした。(今思うとよくやろうと思ったなぁと感じます(笑))

全国大会常連校である吹奏楽部ですので、部活動はとても厳しい環境でした。先輩後輩の上下関係もそうでしたが、練習も毎朝の朝練、放課後の練習、土日も基本練習でした。また生活面でも非常に厳しく律した生活を叩きこまれるので、校内一厳しい部活と言われていました。

吹奏楽コンクールは毎年夏から予選が始まり、全国大会は秋に行われるスケジュールでしたので、夏休みが始まると合宿が始まりコンクールに向けての猛練習が始まります。

夏休みはお盆期間に合わせて5日間くらいだったと記憶してますので、夏休み期間はほぼ毎日学校で練習でした。

年間を通じた休みはこのお盆期間と年末年始くらいだったと記憶しているので、今の時代では考えられないくらいの部活動ですよね。

コンクールはじめ沢山の演奏会の場、厳しい生活環境での訓練、どれもが普通の中学生では経験できないようなことを沢山体験させてくれた吹奏楽部で、人生の土台を築いてくれたといっても過言でありません。

残念ながら私が2年生になった以降、全国大会への出場が途絶えてしまいましたが、名門校で活動できた経験は本当に大切なものとなりました。

私が3年生として迎えた最後のコンクールでは東関東大会で金賞を取るも代表には選ばれず、9月後半に引退し受験に突入していきます。

担任との面談で高校はどうするのかと話していた時に私は漠然としていたものの音楽大学へ進みたいと思うようになっていて、そのことを周りの方々に伝えていました。理由は単純で勉強が苦手だったから得意な分野に逃げたいとの気持ちがあったからではと後から思ったりもしました(笑)

しかし15歳の中学生のいう言葉なので、いつ気持ちが変わるか分からないからとの担任の計らいで大学を併設している私立高校への部活動推薦でどうかと提案頂きました。(ただしこの学校が進学校で当時の偏差値も60程でとても自力では入れるような学校ではありませんでした(笑))

音楽大学に行きたいと思ったのもその時からプロになりたいと思って希望していたわけでは無く、好きな事をやれる環境に憧れを抱いたことや、部活を通じて知り合った外部講師の先生方(音大生やプロとして活動されている卒業生の先生等)の影響が大きかったと思います。

その様な状況で意思を頑なに持っていた私は部活動推薦で私立高校へ進学して音大受験の準備を進めていくこととなります。

駆け足では端折りながらではありますが、このように改めて振り返ると土気中吹奏楽部に出会ったことは自身の人生において間違いなくターニングポイントであったと感じます。

本当に濃い中学校生活を送らせて頂いた土気中学校吹奏楽部に携わっていた全ての方へ感謝申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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