不合格から合格への勉強法:効果的なUSCPA試験対策
実際にUWorld Roger CPA Reviewを活用し、USCPA合格を掴んだT.N.さんへインタビューを行いました。
まず、T.Nさんは過去に不合格を連発した経験から、勉強法を見直し、
1科目合格後にわずか18か月で全科目を合格する方法を見つけました。
今回はその勉強法についてご紹介します。
この勉強法は、時間に余裕のある大学生や
大学卒業後に受験に専念している方、不合格が続いている方に
特に役立つものです。
1週目のステップ
【1周目の目標】
あくまでこの段階では、lecture, chapter, Qbankをとおして全体の流れをつかむ。
・1周目はとにかく全chapterのreadingとMCQを終わらす。
・理解できてない個所を細かく調べることはしない。2周目以降に向けて、”分からない個所の洗い出し” のみを行う。
① テキスト1Chapterをざっと読む。
・テキストの ”キーワードの太文字と波線にのみ” マーカーでハイライト(この段階では理解している or していない判断が出来ないので ”絶対に” 文章にハイライトはつけない。)
・概要をつかめなかったパラグラフや該当箇所にチェックマークをつける。
② レクチャーを見る
・すべてを集中して聞く必要はない。
・テキストを読んで理解できなかった箇所を集中的にきく。
・レクチャーを見て理解できた事柄をテキストの余白または付箋にメモを書く。
・レクチャーの最終講義にclass questionsの動画がまとまっている。
Qbankにあるいくつかの重要問題をチャプターごとにRogerが解説。
ここではRoger本人が問題を解く際のコツを解説しているので、これから演習を増やしていく段階で、正しい勉強の仕方や、問題の解き方を身に付ける。
経験のある米国CPAの問題の解き方がわかる貴重な内容なので、是非見ていただきたい。
※Rogerのレクチャーはとてもわかりやすく、初心者でも理解しやすい内容です。会計や税務、監査の授業を受けていない方でも、心配ありません。英語字幕もついていますので、英語での学習も苦になりません。
③MCQを解く
最後に、MCQ(Multiple Choice Questions)を解きます。問題を解いた後は、解説を読み、間違えた箇所に付箋でポイントをメモします。この段階では、問題の理解に深く入り込む必要はありません。
ちなみに、1周目のQBankの正解率は2~3割程度でも問題ありません。重要なのは問題の理解よりも、全体の流れや概要を把握することです。時間をかけずに1周目を進めることを重視しましょう。
2周目のステップ
【2周目の目標】
2周目では、1周目で理解できなかった部分や間違えた問題に重点を置きます。
テキストを読み直します。1周目でハイライトやチェックマークをつけた箇所を重点的に読み直しましょう。理解が深まった箇所はチェックを外し、理解がまだ曖昧な箇所には新たなチェックマークをつけます。
レクチャーを再度見ます。1周目と同様に、重点的に理解が必要な箇所を重点的に見ます。また、クラスの最終講義と関連する問題を解くことで、さらなる理解を深めましょう。
MCQを解きます。1周目と比べて正解率を上げることを意識しましょう。間違えた問題にはなぜ間違えたのかを考え、正しい解答の理由をしっかりと理解しましょう。
2周目では、1周目よりも理解を深めることに重点を置きます。自分が弱点と感じる分野に集中し、不安な部分を克服しましょう。
3周目のステップ
2周目と同じサイクルを繰り返します。
(テキスト → QBank MCQ → 解説 → テキスト)
① ”必ず”勉強するchapterのテキストに目を通す
太線のキーワードを見て反射的に言葉の意味や関連する内容が頭に浮かぶように意識(説明できるかどうか)○○〇という意味は何か?と考えながら読むと、あいまいにしている部分が多いと気づく。
② 該当箇所の問題を解き始める。
すでに2周目でメモした付箋が各ページについているはずなので、意識して見て思い出すこと。
※2周目以降(試験1か月前まで)に意識すること
・”解いている問題とテキストの内容を関連” させ、各Chapterの流れを把握することが出来るか、が重要。(一問一答のような勉強スタイルは避けたい。)
付箋でなくどうしてもノートにまとめていきたい場合は、必ず定期的に見直すことを心掛ける。
付箋では押さえておきたいポイントをテキストにある該当箇所に貼り付けるため、メモと内容がリンクできる。テキストを読みながら、ページをめくると自分のメモが付いてきて同時に復習も可能になり、自分の弱点を意識しながら勉強を進めることができた。
試験1ヶ月前にしたこと
・AICPA released question, Sample questionsを解く。
(Roger CPAソフトに入っている。)
基本的にreleased questionで見られる問題はQBankに含まれている。
過去問にあたるので、ランダムで問題を出題されることを意識。
実際の試験問題に類似している、必ず解くこと。
正解率90%はほしい。
・SIMを解き始める
SIM問題はMCQで抑えたポイントの応用問題になる。
真剣に解くというよりは、質問の項目に関連するどの資料から
情報を得る必要があるのか確認する。
※毎日、SIM資料に目を通す。受験者の大半は、アメリカ人、会計事務所や
経理で勤務し会計資料を毎日扱っている。毎日見慣れている受験者に
アドバンテージがあることを念頭に置きたい。
毎日触れておくことで、実際のSIM試験で初見の問題でも、
”答えの出し方”がわかり、スムーズに解くことが可能。
最後:UWorld Roger CPA Reviewを使ってみた感想まとめ
Roger CPA reviewでは兼ねてよりLectureに大変定評のある
予備校であったが、それに加え大幅に ”QBank解説のクオリティが上がった” と実感している。特にフローチャート、イラストが解説に導入、全体の流れをビジュアルで理解。
次に、問題に関連する事項の説明が表示される。
そしてさらに、質問から答えまでの導くためのメソッドを紹介。
この流れにより、なぜAが答えなのか、B~Dが不正解なのかを把握しながら、取り組むことが出来る。
文章に図やイラストを付けて説明 → 頭の中でのイメージ定着につながり、
日本語ネイティブの私でも効果的に理解できた。
さらに関連する事項の説明の追加により、このchapterにおいて
必ず理解しておくべき箇所も抑えることが出来る。
理解不足で試験に臨むことは無かった。
単なる一問一答の練習ではなく、
根本的な会計への理解強化へつながったと実感。
日本語ネイティブでも理解しやすいこの充実したQBankの解説は
他のレビューコースでは見られないので貴重である。
上記には記していないが、e-book(印刷可能), e-flashcard, e-notebookの追加により、コンパクトにPC一つで勉強をしたい人にも対応している。
E-book, QBankから直接flashcardやnotebookにテキストやイラストをコピペできるので自分の勉強スタイルにそってカスタマイズが可能になった。
通学、通勤する時間をも有効に使い、
忙しい人でも効率よく復習ができるのではないでしょうか。