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sunoで音楽生成-II(Replace Section Ⅰ) #17

前回のCrop Songからの流れで、Replace Sectionの紹介をしようと思ったのですが、4分以上の曲でもReplace出来るように、機能が強化されました。そのため、長い曲でもCropせずにReplaceできます。
今回は、Replace Sectionの操作方法と、使用例をいくつかご紹介したいと思います。
※この機能はPCのWEB版で利用できます。スマホ版には対応していなようです。
※スマホ版のメニューに、Replace Sectionはありません。

歌詞の修正や変更をする

Replace Sectionでは、指定した個所の歌詞や演奏などを変更できます。ポピュラーな使い方としては、「読み間違い」や「読み飛ばし」、「勝手に不明なことを歌う」など、日本語の歌詞で発生しがちな誤りの修正でしょう。

Replace Sectionの操作は次の通りです。

1.Libraryの楽曲リストの右端にある「:」で、メニュを表示し、「Edit」から、Replace Sectionを選びます。

2.表示される波形で、修正したい部分を選択し、赤い枠で囲みます。

3.左のLyricに、囲んだ部分の歌詞が表示され、右の歌詞全体では、赤文字で表示されます。

4,修正部分は10秒以上ないとReplace出来ません。囲む部分を修正部分の前後で調整します。

5,修正準備ができると、Replace Sectionボタンが押せるようになります。

6.Replace Sectionを押すと、修正箇所の確認画面になり、さらにConfirmボタンを押すと、Replaceが開始されます。

7.選択した範囲を修正したReplaceファイルが2つ生成されます。修正箇所の前後のつながりもわかるようになっています。
(ゲージの濃い部分が修正箇所。薄い部分が前後のつながり)

8.元と同じ歌い方には、ほぼならないので、イメージに合った方を選びます。

9.使いたい方のSectionを押すと、元の曲にその部分を入れ替えたファイルが生成されます。

Replaceして新たに保存した楽曲には、タイトルの右にFullsongと表示されます。

指定範囲によって、歌い方が変わる

修正する範囲は、10秒以上必要で、最大30秒まで指定できます。歌詞を修正したい場合、修正したいフレーズや単語だけでなく、その前後を含んで指定することになります。
その際、どこまで指定するかで、修正後の歌言い方が変わってきます。
例えば、[Verse]の歌い出しから修正箇所までが含まれていると、歌い出しから変化が現れます。
逆に、歌いだしを範囲から外すと、歌い出だしは元と同じになります。
もちろん、修正箇所の後ろも同じで、指定した範囲に含まれている部分は、歌い方が変更されます。

そのため、指定範囲をできるだけ絞って修正した方が、原曲に近いままで修正ができます。
ただし、読み間違いや読み飛ばしで、歌詞通り歌っていないときは、曲のビートと歌詞の語呂があっていないことが多く、あまり絞りすぎると修正がうまくいかないこともあります。
そうした場合は修正箇所の前後を出来るだけ含んだ範囲を指定する必要があります。
結局のところ、10秒以上の範囲で指定する部分を変えながら、何度か試してみる中で、最もイメージに近い歌が生成される範囲を探すといいでしょう。

ExtendやCropしたものでは、歌詞の確認ができない

Replace Sectionの作業では、修正範囲の歌詞がLyricsに表示されますが、ExtendやCropを行った曲の中には、修正範囲にある歌詞が表示されず、Replace前に確認できないことがあります。
これは、元曲にExtendやCropなどの編集を加えたことにより、歌詞の表記と楽曲データがうまくシンクロしていないためだと考えられます。
こうした場合、Replaceができないわけではなく、指定範囲に含まれる歌詞(修正含む)をLyricsに入力して、Replaceさせることができます。
ただし、指定範囲と歌詞表記がシンクロしていないので、歌詞が重複して歌われるなど、おかしな結果になることがあるので、その際は修正範囲を調整したり、Lyricsに入力する歌詞を増やしたり減らしたりして、Replaceしてみてください。
※この修正範囲の歌詞がLyricで確認できない場合の操作は、次回解説します。


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