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sunoで音楽生成-II(Crop Song) #16

編集機能(Edit)として、Crop Songがあり、生成した楽曲の必要な部分だけを抜き出して保存し直すことができます。
※この機能はPCのWEB版で利用できます。スマホ版には対応していなようです。
※スマホ版のメニューに、Crop Songはありません。
よくある使い方としては、演奏終了後に何らかの音声や新たな演奏が始まったりする場合に、それを除いたの部分だけを保存します。

残したい部分を選択する

Crop Songでは、いらない部分ではなく、必要な部分を選択して保存します。操作は次の通りです。

1.Libraryの楽曲リストの右端にある「:」で、メニュを表示し、「Edit」から、Crop Songを選びます。

2.表示される波形で、残したい部分を選択し、赤い枠で囲みます。

3.Crop Songを押すと、選択した部分だけが新たに保存されます。

Cropして新たに保存した楽曲には、タイトルの右にCropと表示されます。

編集ではなく新曲生成に使う

Crop Songは、仕上げに不要な部分を取り除くだけでなく、前回解説したAudio Inputで、元にした鼻歌などの部分を削除してから「Extend」したり、以前ボツにした楽曲のフレーズから「Extend」で作り直したり、といった使い方もできます。

例えば、Audio Inputで生成する場合、アップロードした音声データから「Extend」で生成させます。

そのため、「Get Whole Song」でFull Songにすると、アップロードした元データの音声から演奏が始まります。
鼻歌を元に生成した場合、鼻歌で始まる楽曲になってしまいます。また、最初の鼻歌部分をCrop Songで取り除けばいいのですが、今度は演奏の始まりが不自然になってしまうこともあります。

それを避けるには、Audio Inputで生成する際に、最初はinstrumentalで「Extend」し、そこから演奏の出だしに適した部分をCrop Songで抜き出してから改めて「Extend」で生成するといいでしょう。
また、この抜き出した部分を使って、Cover Songで生成することもできます。

Audio Inputの生成で使ってみる

例えば、前回も利用した生成データを使って説明すると。

Up Load Data
「Audio Input」にアップロードした音声データ

Part2(Extend)
アップロードした「Audio Input」からExtendしたものがこの曲です。

Full Song (Get Whole Song)
「Audio Input」と、Extendした「Part2」をつなぐとこうなります。

楽曲の出だしが「Audio Input」のままになります。このサンプルでは、演奏データなのでいいのですが、鼻歌などの場合、このままだと困ります。

Crop Songで切り出す

Full Song (Get Whole Song)したモノから、演奏の出だしとして良さそうなところを選んで保存します。

Crop Songで切り出したモノがこれです。

Crop SongからのPart2
このCrop SongしたモノからExtendしたのがこれです。

Full Songにするとこうなります。

なぜ、FullsongでCropSong

ところで、なぜ、FullsongでCropSongしないといけないのかというと、
Part2をCrop Songしても、Part2として保存されるため、そこからExtendするとAudio InputのPart3になってしまうため、Get Whole Songにしても、元の音源を排除できないからです。
Fullsongではなく、Part2のCrop Songを切り出して、そこからExtendしたPart3で、Fullsongにするとこんな具合です。

Audio Input+Part2 CropSong+Part3

これまで作りためた曲や、ボツにした曲を元に新たな曲を生成したり、実はアウトロの後の部分が気に入っていて、そこから生成させたいときなどにも、Crop Songが役に立ちそうです。

次回は、Replace Songについて解説します。


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