sunoで音楽生成-II(Upload Audio、Audio Inputs) #15
今回は、Audio Inputsを利用した音楽生成をやってみたいと思います。この機能は、既存の音を元に楽曲が生成できます。
例えば、楽器やDTMなどで作成したフレーズ、即興で考えた鼻歌でも生成できます。
アップロード、録音できるのは120秒まで
あらゆる音をアップロードしたり、マイクから録音して利用できますが、
音の長さは6~120秒までです。
事前に音声ファイルにしてアップロードしてもいいですし、スマホやパソコンのマイクから、その場で録音しても構いません。
外出先で、思いついたメロディやリズムをとりためて、後からじっくりと生成作業を行うのもいいでしょう。
音声の登録(アップロード)
それでは作業を始めましょう。まず最初に、音声を登録(録音、アップロード)します。
1.Createを選択して、Lyricsの上にあるUpload Audioを利用します。
2,Upload Audioが表示されるので、My Deviceでファイルをアップロードするか、Audioでマイクから音を録音します。
3.必要に応じて、タイトルやアルバムアートを変更します。
4.登録された音声のタイトルの横に「Upload」と表示されます。
登録した音声から楽曲を生成
つづいて、登録した音声から楽曲を生成させます。
1.登録した音の「:」で表示されるメニューにあるCreateから「Extend」を選択します。
2.Create画面になるので、歌詞を入力するか、Instrumentalを選択します。
3.Style of Musicで、メタタグを指定し、生成させたいイメージを指定し、
Titleにタイトルを入力します。
4.登録した音のどこまでを使うか時間を入力し、どこからExtendするか指定します。
5.Extendを押して、登録した音の続きを生成させます。
使用例
それでは、実際にAudio Inputsで、音楽を生成してみましょう。
まず、以前にSOUNDRAWで作成した「Rock__BPM140」をアップロードし、先ほどの手順で生成します。
登録(アップロード)した音声ファイル
今回は、Instrumentalとして、Style of Musicには、「rock」とだけ入力。「Rock__BPM140」の8秒の位置からExtendします。
Extendで生成したファイル(1)
生成された2パターンをGet Whole Songでつなぎます。
登録した音声と一つにしたファイル(1)
同様に、Style of Musicを「j-pop」に変更して、Extendしてみましょう。
Extendで生成したファイル(2)
登録した音声と一つにしたファイル(2)
このように、既存の音声から、新たな楽曲が生成されます。ただし、曲の出だしは元の生音声になってしまうため、鼻歌などで生成させた場合、その鼻歌で始まってしまいます。
元の音声を生のまま使いたくない場合は、「Crop Song」で、曲の出だしになりそうな部分を切り取って、それをもとに改めてExtendするといいでしょう。
さらに、「Cover Song」を使って、丸ごと編曲させることもできます。
お知らせ:sunoで生成した楽曲を配信しています。