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ひょうちゃん

崎陽軒の醤油が入ってる容器(ひょうちゃん)と誕生日会をしていた娘3歳。
♪ハッピバースデー♪を歌ったあと、ひょうちゃんに対して「ねえねえ、大きくなったらなんになりたいか聞いて」と催促。保育園で誕生日会のときに聞かれたのかな?
そこで、私はひょうちゃんになりきって、「大きくなったら何になりたいの?」と聞いたら、照れながら、ひょうちゃんの穴(醤油の注ぎ口…耳?)にむかって、

「大きくなったらね、ドライヤーひとりでできるようになるの」
「大きくなったらね、上の(高いところの)電気つけられるようになるの」
「電池交換できるようになるの」
「辛いの食べられるようになるの」
「髪の毛自分で洗えるようになるの」
「髪の毛自分で結べるようになるの」
「自分でご飯食べられるようになるの」
「ひとりでプール行けるようになるの」
「お仕事カチャカチャ(パソコン)するの」
「ひとりでじゅうなんじゃい(柔軟剤)できるの」
「たまご、お料理できるようになるの」
「ピアノひけるようになるの」
「わたし、大きくなったらね…」
と次から次へと「大きくなったらできるようになること」の発表が止まらなくて、
「ほうほう」と、聞いていたんだけど、

あぁ、普段からこの子は、こんなに目標があって、着実に大きくなってるんだなぁと思ったら、なんだか突然、涙が止まらなくなってしまった。

ちょっと前までは
「おおきくなったら、しゃなぎ(サナギ)になるの」
(出典:腹ペコあおむし)
とか
「おひめしゃまになるの!」
とか言っていたのに。

大きくなったら、
大きくなったら、
大きくなったら、…

いつの間にかこんなにたくさん、やりたいことが見つかっていることに感動。
早く大きくなりたいんだろうな。
でも、そんなに急いで大きくならなくていいよ。

自分のベッドがあるのに、私のベッドで、私の枕を占領して、私の毛布にくるまって寝ようとしている。
「ママ、大好きだよ」
って、寝ぼけながら言ってくれて、
「私も大好きだよ」って言ったら
「へへへ、うれしい」
って言ってくれて。

こんな幸せなことがあるだろうか。
人生において、こんなに幸せな時間は、きっと一瞬で過ぎていく。
永遠じゃないから、尊くて愛おしい。

何年後かに、崎陽軒のシュウマイを食べるとき、お醤油のキャップをあけたら、今日のことを思い出せます様に。

もし明日、私が死んでも、娘に、ママはあなたが大好きだったよって、伝えられるように、ここに書きました。

崎陽軒さん、ひょうちゃん、これからも頑張ってください!!

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