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勝手にラジオ愛を語る

筆者はラジオが好きである。ラジオ番組はもとより、ラジオ番組を受信するラジオ機器自体にも愛着がある。そしてラジオ番組を再生するスマートフォンアプリにも、それを再生するためのBluetoothスピーカーにも興味がある。何が言いたいかというと、とにかくラジオが好きなのだ。

テレビよりもyoutubeよりも、その他諸々の娯楽よりもラジオが愛おしくて仕方ないのである。なぜそこまでラジオが好きなのか、少しだけ理由を説明したい。付き合っていただけると幸いです。

ラジオとの出会い

ラジオ愛に目覚めた歴はそれほど長くない。6年くらいではないかと思う。それまでも学生時代の勉強時間にはラジオをかけていた経験はあったが、生活の一部になるほどではなかった。

6年前に何があったのかというと、べつにドラマチックな出来事があったわけではない。そのとき読んでいた小説にラジオの話が書かれていたのがきっかけで、「少し値段の張るラジオを買ってみようかな」と思っただけである。あわよくばラジオ購入がきっかけで「生活が変わったらおもしろいな」くらいの期待は持っていたと思う。

そしてAmazonでSONYのICF−801なるラジオを購入した。たしか6千円くらいだったはずだ。それまでラジオを身銭を切って買ったのは100均のものくらいだった筆者にとっては、「えらい高級なラジオを購入したものだ」「立派な、おとなになったものだ」としみじみしたものである。

そしてこれがきっかけで筆者の生活は変わった。ICF-801が新しい生活様式をもたらしたのである。それはいまも続いている。

現在もわが家のICF−801は現役バリバリで活躍中だ。その後複数のラジオやBluetoothスピーカーを購入したが、ICF-801は絶対的なエースとして君臨している。筆者にとっては思い入れのある大切な宝物である。

ほかのことをしながら聴ける

ラジオの大きなメリットのひとつが「ほかのことをしながら聴ける」だと思う。ラジオは仕事をしながら、勉強をしながらなど「ながら聴き」ができるのだ。

筆者はライターとして記事を書く仕事をしているが、仕事中はずっとラジオをかけたままだ。これがとくに仕事のさまたげになっているとは感じない。

仕事に集中しすぎるとラジオの内容がまったく頭に入っていないことはあるが、DJの楽しげなトークや、音楽が流れているのが聞こえているだけでも、部屋の雰囲気が明るくなって満足している。

受け身で新しい音楽を開拓できる

筆者は10代からハタチそこそこまで、音楽にのめり込んでいた。洋楽ロックをはじめ音楽が心の支えになっていた時期がある。音楽が大好きという気持ちはずっと持っていたけれど、社会人になると新しい音楽を見つける気力がなくなっていった。

結果、昔よく聴いていた音楽を中心に、ときどき偶然出会った好みの音楽を聴くような消極的なスタイルになっていった。これがラジオと出会って変わったのである。

消極的な姿勢は変わってないのだが、ラジオは受け身でも新しい音楽との出会いをマッチングしてくれる。「この曲いいな」と思えばサブスクですぐに深ぼりもできてしまう。現代のテクノロジーは素晴らしい。

ラジオが生活の一部になってから、多くの音楽と出会った。いまの日本には多くの才能あふれるミュージシャンがいるのを知った。

そしてラジオは新しい音楽だけがかかるわけではない。懐かしい音楽が頻繁にかかるのも中年世代には嬉しい点だ。

「音楽が好きだけど毎日が忙しくて疎遠になっている」そんなシチュエーションの人にはラジオを強くおすすめしたい。

かかる音楽の傾向はラジオ局によってわりと違うと思う。音楽ファンなら自分好みのラジオ局を見つける楽しみもあるだろう。

番組やDJと距離感が近い

これもよくいわれる点であるが、ラジオは番組やDJとの距離感が近い。ラジオ番組はリスナーのメールが頻繁に読まれる。昔はハガキだったが、いまはメールが主流だ。思い立ったら誰でもすぐに送れてしまう。筆者もひところは頻繁にメールしていたが、自分が送ったメールにDJが共感してくれたり、笑ってくれたりすると嬉しいものである。

また現代のラジオ番組とツイッターは抜き差しならない関係で、リアルタイムでDJやほかのリスナーとコミュニケーションがとれる。筆者は人見知りして、敬遠していたが、これもハマる人はハマる。一日中ツイートしているような達人もいる。

自分も番組に参加しているような感覚を味わえるのがラジオの醍醐味だろう。いまは、ほかにもそのようなメディアはあるのだろうが、筆者にはラジオがちょうどいいのだ。

まだまだあるけれど、まとめ

DJの個性や、公開放送、イベント参加など、まだまだラジオの魅力はあるのだが、あまり文字数が多すぎるのも考えものなので、ここまでにしたい。また機会があったら続きを書いてみようと思う。もし、この記事を読んでラジオに興味を持った人がいたら、いちど聴いてもらえると嬉しい。新しい世界が開けるかもしれない。




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