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弾むように踊る 君を見てる

 社会人になって3週間が経った。私は先週まで宮城を離れて東京で研修を受けていて、翌日にはまた別の県に向かっていた。そんな目まぐるしい日々の中で迎えた、大好きな人の誕生日だ。せめてものお祝いにってホテルに帰る途中でいちごのタルトを買った。

 中村海人さん、遅くなってしまったけれど27歳のお誕生日おめでとう。
私がお祝いして史上1番近い距離かもだ。なんか嬉しいね。

 うみちゃんの存在がなければ、私はこの1年間やってこれていなかったかもしれない。いやまぁこれは言い過ぎかもしれなくて、しぶといからなんとかはやっていけてただろうけど、回復薬を持たないまんまでダンジョンに潜っては倒れてみたいな、そんな感じになっていた気がする。
 ボロボロで帰って開くといつもの「中村海人ことうみんちゅだよ〜 もはよ〜」から始まるブログが更新されていて、涙が出そうなほど嬉しい夜が山ほどあった。他にもYouTubeだったり雑誌だったりテレビだったり、いろんな媒体で見る度に、あぁ頑張ろう、また見るために生きていようって思えた。

 2年連続でお誕生日の1ヶ月前に、その年その年イメージソング的なものを引用して書いていたけれど、今年はそれが出来なかったのでここで少し書かせてほしい。

可笑しいね手鞠 変わりそうな願い
自由気ままに舞う 君を見てる
可愛いね手鞠 新しい世界
弾むように踊る 君を見てる

手鞠/スピッツ

 スピッツの「手鞠」。ひみつスタジオがリリースされてなんとなく聴いていたら、この曲に出会った。軽やかに踊るうみちゃんの姿が浮かんだ。
 うみちゃんが踊るのを見るだけで無敵の気持ちになれる。ここまで踊りに惹かれたアイドルは後にも先にも彼だけだ。どこで踊っていたって見つけられる身体いっぱいを使ったしゃかりきなダンスは、不安なことを全部消し飛ばしていくような力を持っている気がする。

 数年前までは「ありがとう」や「嬉しい」をちゃんと伝えるだとか、そういうまっすぐなことができなかった。言わなくても分かるでしょと思っていた。そんな中うみちゃんに出会って、羨ましい、と思った。私が持っていない「素直さ」を、私が欲しい形で持っている人だった。そこからちょっとずつ素直さを真似て、今ではそれなりに感情を伝えられるようになった。うみちゃんにはまだまだ敵わないけどね。

 自由気ままで気分屋さんで、ストレートに感情を表現するような人をそれまで好きになったことがなかった。けれどそこが好きになった。気持ちを推し量らなくて良い、それでいて私も直球で愛を伝えたらちゃんと返してくれるそのシンプルさが嬉しい。信用を通り越して信頼してしまってるのかもしれない。
 
 人に対して憧れがあまりにも強すぎたり、愛おしくて仕方がないことを私は「眩しい」と表現することが多い。うみちゃんはどこまでも眩しい。シーグラスを太陽に透かしたみたいにキラキラで、何度見てもその眩しさには目が慣れない。慣れないでいたい。キラキラをずっとずっと眺めていたいし、もっとたくさんの人にこの綺麗さが伝わっていきますようにと思う。

 6年振りに人にファンレターを書いた。狭いホテルのベッドの上で、震える字で書いた文がうみちゃんのもとへ届くと思うと恥ずかしいけど、ちゃんと届く先があることが幸せだ。

 嬉しいこと、楽しいことがたくさんの1年になりますように!大好きだよー!


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