覚悟を決める。
長らくネットの世界から離れ、一文字も書かない(書けない)日が続いています。
これまでは「書くこと」が一番大事で、どんなに忙しくても毎日少しずつ物語を書いていたし、それが生きがいにもなっていました。
でも、それが一変してしまいました。
今年の年明けから家族に異変があり、私の仕事にも変化があったりで、思うように書く時間がとれなくなり、ついには一文字も書かない……いや、書けなくなってしまったのでした。
ありがたいことに応援してくださる方もいて、
ずっと書くことが好きでしたし、ずっと書くことが私の人生の全部でした。
売れていようがいまいが、無名であろうがなかろうが、それでも書きたいことはたくさんあって、ネットで連載しているのろのろ更新もスピードアップさせようと意気込んでいた矢先のこと。
それまでの自分の生き方を省みる出来事に、直面することになりました。
いやおうなしに押し寄せる現実についていくのが精一杯で、ふとしたとき、それまでの自分の生き方や夢が手のひらからこぼれて、こぼれきって、もうなにも残っていないことに気づいてしまいました。
終わらせたい物語があるし、構想もある。
やめるわけじゃない。
でも、いま大事にするのは自分の生き方とか夢じゃない。
素敵な空想の物語でもない。
この、強くて倒せそうもないモンスターみたいな現実なんだ。
戦っても負けるだろうし、逃げたって追いかけてくる。
だから向き合って、モンスターみたいな現実と仲良くなる覚悟を決めました。
それにはやっぱり精神力や体力が必要だから、
食べる、働く、眠る、以外のエネルギーを使わないように、
それ以外のことは、いったんそっと宝箱の中におさめて、
いつか開けるときがくるまで、
中途半端になっている物語と一緒に、
閉じておくことに決めました。
いまは、人生を閉じようとしている家族に向き合いたい。
できることはもう限られているけれど、
できるかぎり寄り添いたい。
そう思っています。
ふわっとした抽象的な表現ですみません。
これまでずっと応援してくださった方には、
感謝しかありません。
ネット上でフォローしてくださっているみなさまにも、
本当に感謝しています。
長いお休みをいただきます。
また会える日を、楽しみにしています。
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