精神疾患持ちになぜ正論はきつくなるのか?解説します
精神疾患「特にうつ病や双極性障害など」を患っているとよく言われる言葉があります。
何回も書いていてそろそろ飽きてくるのですが、実は99%の人が一度は思ったりしている言葉です
その言葉とは「甘えているんじゃないの?そんなもの気の持ちようだよ、あなたより苦労している人、苦しい人はいっぱいいるetc……」
要するに真っ向から否定してくる正論です。
言っていることは本人も十分分かります。周りの人が病気の人を見て言いたいことも凄く分かります
しかし!!!精神疾患当事者の前で正論は本人が1番わかっている以上ものすごく気にしていることなのです
結論 精神疾患当事者の正論はとてもきつい話。今回はしていきます。
1.健常者の生きていたらいいことあるの別の意味とは……精神疾患当事者にあまり言ってはいけない訳について
よく正論として出てくるのはうつ病の人や双極性障害の人に対して「俺も昔は辛かった。しかし今は何とかなってるから生きていたらいいことあるよ」です
よく話す人の過去辛い出来事があってそれを乗り越えたから同じく乗り越えられると励ますようにありますが、あまり言ってはいけない言葉になります
よく言われるのがうつ病と抑鬱気分はまるでレベルが違うことです。抑鬱気分は数日から数週間で良くなることもありますが、
うつ病はまず数週間では治りません。その中で死にたいとか自殺したいとか生まれてきます
さらに!生きていたらいい事あると言ってくる人はこうしたらうつ病は治るとか、筋トレしたらうつ病は治る、運動や陽の光を浴びたら治るなどいってきます
言いたいことはとてもよく分かります。分かりますが、ほとんどの人は治りません。治り方は千差万別なのです
その人にとってマシになっただけであり、別の人には全く聞かないこともあります
次に正論ではなく共感が欲しいわけを話します
2.精神疾患の人は正論ではなく共感が欲しいわけを話します
これはなった人じゃないと分からないのですが、正論言われるより共感してほしい、できないなら関わらないでほしいことが本音です
周りの人は心配して言ってくれてると思いますが、本人が働けなかったり周りに迷惑をかけてることを1番気にしていむす
人前では笑顔だったとしても、部屋に入ると風呂に入れないご飯も食べられないくらいぐったりする人も多いのです。
その人に向かって「お前なんで化粧してないんや!とか、風呂に入れないなんて情けない」と言ってしまうと、余計に気力がなくなります
健常者には理解できないことですが、精神疾患の人に話すのは正論ではなく傾聴と共感なのです「要するに話を聞いて否定しないことですね。」
根性論や精神論で治る訳では無いですが、傾聴と共感は精神疾患の人と話すのに大事なことです
3.それでも分からない健常者に向けて手っ取り早く精神疾患の辛さを分からせる方法
ここまで書いても分からない人もいますので道徳や人間関係を崩壊させても構わない荒療治で健常者の人に精神疾患の辛さを分からせる方法があります
それは!「あなたがうつ病になって動けないどうしようもできない時に大切な人が自殺することです。」
要するにうつ病や双極性障害など精神疾患にならせて動けないどうしようもない時に大切な人が負い目を感じて自殺することですね。
自分はうつ病や精神疾患にならない、当事者に向かって正論を言うならば、自分がなったとしても文句はいえなくなります。
健常者の人が突然うつ病などになるとどうしても周りの人はびっくりしたり負い目を感じたりします。そして自殺に向かったりすることもあるのかもしれません
大切な人がいなくなる、しかし自分は動きたくても何も出来ないという絶望感からうつ病は甘えでも気が抜けている訳でもないことに気がついたりです
「しかし精神疾患が甘えだ根性がないということを言っている人に限ってなかなかうつ病とかにならないのが現状なのです……」
まとめ
精神疾患の人に正論はあまりにもキツイ話を描き蒸した
たしかに怠けている、現実から逃げていると見られてもおかしくないです。それだけ見た目ではわからないのでおかしなことばかり言ってしまいます。
正論を言うことは誰でも言えます、言えたとしても相手を思いやる気持ちがないとその先の関係は崩壊してしまいます
双極性障害の躁状態で人間関係ヲタ崩壊しやすいと書きましたが、他の疾患だったとしても人間関係の崩壊は免れません。
正論は言いたかったり気持ちいいのですが、相手がいることを知るきっかけになれば嬉しいです