【疑似StreamDeck】Logicool G913
0. 背景
筆者がいつものことながらYoutubeショートを迷走しているととあるガジェット系Youtuberの方がStream Deckなるものを紹介していた。
私は配信を行うことはないが、ボタン1つで様々なことを実行できることに魅力を感じた。
筆者は大変な面倒くさがりであるため、PCでXやStudyplusなどのブラウザから主に使用しているSNSなどにボタン1つで開くことができれば便利ではないかと感じた。
また、使用しているキーボード(Logicool G913)に使用していないボタンがあり、このボタンにStream Deckのような機能を割り当てて活用することができないかと思っていた。
完全にStream Deckの機能を再現できていることはないと思うが、私が行いたいこと、"ボタン1つで、インスト―ル済みのソフトや特定のサイトへひとっとび"できる機能は再現できた。
1. Stream Deckとは
Stream Deckとは何かご存じでしょうか。言葉でとやかく説明するよりも一度モノを見た方がどのようなものか理解しやすいと思うので、以下にAmazonのリンクを掲載しておきます。
サムネ見ただけでなんとなくどのように使用するか想像つきますよね?
そうです、ボタン1つで様々な機能を実行することが可能なのです。
例えば、音量のコントロールや、インストール済みのソフトウェアの起動や、マクロなどでしょうか。(主目的は配信用だと思うので、配信に興味がある方は)
2. 必要な機材
・Logicool G913
・Logicool G Hub
・Pythonの環境
*私が使用しているキーボードだG913だったため、そう記載しています。
exeファイルをボタンに割りあてることができるキーボードとソフトウェアがあれば代替可能です。
3. 方針
Logicoolのボタン割り当て機能にはexeファイルを実行する機能がある。
特定のサイトを開くexeファイルを作成し、キーボードに割り当てる。
特定のサイトを開くexeファイルを作成する方法を調べ、以下の方針で実装?する。
Pythonで特定のサイトを開くPythonファイルを作成する。
作成したPythonファイルをexeファイルに変換する。
作成したexeファイルをLogicoolのボタンへ割り当てる。
4. 設定方法
・Pythonで特定のサイトを開くPythonファイルを作成する。
まずPythonで特定のサイトを開くコードは以下の通りである。
URLについては、ご自身で開きたいサイトのURLをコピペしてください。
import webbrowser
# 開きたいURLを指定
url = "https://booklog.jp/home"
# 指定したURLをデフォルトのブラウザで開く
webbrowser.open(url)
・作成したPythonファイルをexeファイルに変換する。
Pythonファイルをexeファイルへ変換するには"Pyinstaller"というライブラリを使用する。
コマンドプロンプトなどで、Pyinstallerをインストールする。
C:\Users\hghg>pip install Pyinstaller
Pyinstallerがインストールできれば、対象のファイルをexeファイルに変換する。以下のコードのpathに作成したPythonファイルのパスを入力し、実行すればexeファイルが作成されます。
pyinstaller --onefile C:\path\sample.py
exeファイルを作成する際にウイルス対策ソフトが稼働して作成に失敗することがあります。そのような場合はセキュリティに不安を感じることになりますが、一時的にウイルス対策ソフトをオフにして行いましょう。