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#14 常識は捨てろ!

【現役塗装職人】でありながら【塗装店経営者】【元訪問販売営業】【元塗料メーカー】【外壁診断士】が塗装業に特化したクロージングノウハウを大公開!



1.あなたは会議をしたことありますか?

 塗装業に限らず、会社で人間が3人集まったら会議が必要と言われています。私的には会議は不要だと思っております。なぜなら、私たちは職人です。ですから、会議で決められた塗装仕様、塗料、工期、安全確認などを仕事としてやるだけです。ですから、考える必要もないし、行う必要もないと思っております。

 まぁー、世間一般の会社員の方からしても、会議なんて本当に意味がないと思われているのではないかな?と思ってます。無駄話が多いし、すぐに脱線するし、答えを決めきれてないし、本当に、時間だけがダラダラと流れていくだけ。
 私も職人になるまでは様々な会議に参加してきましたが、実のある会議に出くわしたことがないです。
 だから、会議なんて不要!と思っているのかもしれません。

2.しかし、会議はやったほうがいい

 不要!と言っているのに、会議をやれって、逆のことを言っているよ!こいつ!と言われているのはわかってます(笑)
私が言う会議というのは【ブレーンストーミング】(以下、ブレスト)のことです。表題では【変な会議】と題してますが。
 このブレストは、塗装で下請け脱却する人には、結構、有意義な会議になるのではないかな?と思ってます。まずは、ブレストから説明していきます。

あっ、ちなみにブレストは会議という堅苦しいものではなく、ゲーム感覚でできる会議?おしゃべり会?仕事終わりにビールを飲みながらやる会議?みたいなものです。

ブレストとは

 ブレストとは、複数人で議題に対して、意見やアイディアを出し合い、それをグループ化して新たな解決の糸口を見つけるというものです。

こんな感じです。
例)
【議題】もっと外壁塗装の注文を取るにはどうすればいいか?
A君:TVCM出しましょうよ!
B君:なら、チラシもいいかもね!会社案内も作りましょう!
Cさん:新しい塗装(ダブルトーン)とかやってみたらどうですか?
Dさん:最近、インスタで外壁塗装の広告出てきますよね
A君:だよね!インスタに加えてホームページをリニューアルするとか?
Cさん:リニューアルすると同時に、インスタと連携してみたらいいかも?
B君:自分たち職人だよね、だったら、新しく営業マン入れてみない?
Cさん:でも、営業マンってお金結構かかるよね
Xさん:Cさん、否定的な言い方ではなく、違う表現にしてみてください
Cさん:完全歩合の営業代行とかいいかもね!

解決発見?

3.ブレストのルール

  1. 司会を決める

  2. 出されたアイディアに批判や否定をしてはいけない

  3. そんなの無理だろ!みたいな変わったアイディアを大歓迎する

  4. アイディアの質ではなく、量を重要視する(焼き肉の食べ放題的な感じ)

  5. アイディアから次のアイディアを創出していく

  6. 出されたアイディアをまとめる(グループ化)

  7. テーマをはっきり定義する。

  8. 参加者を決める

  9. 制限時間を設ける

です。
具体的に説明していきます。


・司会を決める
何事にもまとめ役がいた方がスムーズに進みます。これはぜひ、あなたが行ってください。あなたは司会者です。自分の言動に最も注意を払ってください。特に昔ながらの親方やとっぽい人は、その言葉遣いに注意してください。

・出されたアイディアに批判や否定をしてはいけない
【でも、しかし、だけど】というような否定的な言葉は使わないこと
ブレストは参加者が自由に意見を発言できる場所でなければいけません。自分の意見を否定されるとぶつかり合いが生じたり、相手が委縮して意見を発言できなくなってしまいます。

・そんなの無理だろ!みたいな変わったアイディアを大歓迎する
これは意外と重要、人は自分の価値観で物事を判断してます。自分とは違う価値観の意見もあるんだ!と思い、歓迎してください。
その雰囲気作りがさらなる意見の創出を促します。

・アイディアの質ではなく、量を重要視する
確かに、質も大切ですがブレストでは、量が大切です。まずは量。その出された量をシェイプアップして質を高めてい行きます。

・アイディアから次のアイディアを創出していく
ブレストをすると、自分だけでは想像できなかったアイディアが相手から出てきます。そのアイディアに便乗して、追加でアイディアを出していきます。

・出されたアイディアをまとめる
出された意見をグループ化していきます。すると現状の問題点が浮き彫りになっていきます。

・テーマをはっきり定義する
テーマを具体的にはっきりさせましょう!司会者はテーマから逸脱したアイディアが出た場合、【テーマ】に沿ったアイディアを促しましょう。

・参加者を決める
ここが一番難しいかもしれません。なるべく、立場の違う人や業界の違う人、つまり塗装業に携わっていない人をかき集めましょう!そうすることで、いろいろなノウハウや意見が出てきます。

・制限時間を設ける
長くても15分ぐらいに設定しましょう。長すぎる会議は無駄です。

4.司会者になることで・・・

 ブレストは昔からあります。当塾ではなぜブレストを推奨するのか。
それは
自分の言葉遣いに気づいてほしい
・言い方を変えてほしい
・表現力を養ってもらいたい
これらにとても効果を発揮するからです。現調時、クロージング中などお客さんと話すときはこのブレストでの司会経験が大いに役に立ちます。

例)
お客さん:他社はこんな塗装なんだけど
あなた:あー、これはダメですね。

 はい、NGワードです【ダメ】です。というワードです。人は自分が言った意見を否定されると拒絶反応を示します。この場合、お客さんは勇気をもってあなたに、この塗装はどうなの?と聞いてくれてます。それを自分が考えた塗装ではないにしろ、悪い印象を感じてしまいます。

 では、どのように表現すればいいのでしょうか?

例)
お客さん:他社はこんな塗装なんだけど
あなた:そうなんですよ!一般的にはこの塗装が多いんです。最近では、その塗装以外にこんな塗装もあります。私たちの経験値からのお話になってもいいでしょうか?今回、お客様が考えてらっしゃる塗装の場合、こちらのほうがご要望に近い塗装になります。

どうでしょうか。この例は極端な例ですけど、否定する表現は可能な限り控え、相手に寄り添った言い方に変え、他社をこそっりと否定するんです(笑)

 このような表現を身に着けるためにも【ブレスト】にて司会をすることをお勧めします。これはブレストに限らず、日常会話でも同じことが言えます。自分の言動は日々の生活から直さないといけません。いざというときに素の自分が顔を出します。せめて、お客さんの前だけは素の自分を出さないようにしましょう

 以上になります


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職人のあなたが仕事を取れますように ^o^

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