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雑記7② 〜山を下るのが怖い!それでも登る、今日も下るその道を〜

いや寒い
もう梅が咲いているはずなのに我が家の周りは未だ蕾
だったのだが昨日一輪咲いているのを見つけた。毎日観察していた、まだかまだかと

変なおばさんがじっと見つめるので梅も仕方なく咲いてくれたのかも

ホント一輪だけ
ずっとこんな感じだった

昨年は一月末に咲いていた木がまだまだ
木はちゃんと分かっているんだなぁ、寒いって
……どこで感じるのかな?
幹?枝?根?
うーん…

さて
下り坂が怖い話の続きを少し書こうかと思っって
経緯は上記をお読みください

ま、簡単にお話しすると、私は凄い怖がりでバードウォッチのために山へ登りたいけど、下り坂が怖くて登れず困っている、ということなのだ

登ったら降りなきゃいけない、というこの当たり前
保育園児も平気に通っていくある箇所で足がすくむ私がいると

これはもう慣れだ、ということで通い詰めて今年中にそこを克服するぞ、という決意表明したのが前回である

そうなんだぁ

で、私は元気な時も少し疲れている時も気合いを入れて山へ登っている

週に2、3回だけどその怖い坂を通り過ぎて、そして帰りそこを下る

やはり怖い
滑りそうだ
バランス崩して横に落ちたらどうしよう

まだそんな事を考える

先日夫と共に少し奥まで鳥を探して歩いた
帰りにそこへ来て私は彼に言った

来た!ここやねん、怖いねん

彼は答えた

なんでやねん、こんな坂
ただの坂〜ただの坂〜♪

私は復唱した

ただの坂〜ただの坂〜♪

すると不思議なことに、その坂が今迄とほんの少し違って見えてきて
ただの坂なんだ
と思えたのだ

私は怖いけど前よりビビらずにそこを降りた

その日の怖い度は5
前は7だったので前進だ

やった!怖いのが減った!
今年中かけてと思っていたけどこの分ではもっと早く克服できるのではないか?

気を良くした

これはもしや
他の坂も、ただの坂〜♪と怖さ半減で降りられるのではないか?

ま、お気張りやす

一人で攻める、いつもより深い杉林

急な登りで息が上がる
脳裏をよぎる思い

こんな坂登ったら帰り、帰りに…
いや大丈夫、何とかなるから登れ!

でも何ともならなかった
帰り、ただの坂〜♪と唱えたけど思えないし
怖い度は10に戻った

私は心臓が掴まれるような、ゾワゾワっとした感覚を何度となく感じながらそこを下って無事帰還した

そもそもアカゲラやアオゲラに会えるかも♡という思いでそんなところまでヨロヨロと来ているのだ
   ↓この子達に会いたいの

野鳥情報com様

私の目的は本当は山登りじゃないんだ

なのにいつの間にか、坂道を克服しに山へ来ている私
覗いてもいない双眼鏡
撮ってもいないカメラが胸元に揺れる
肩がこるのにぶら下げて、鳥を見ないで道を睨みつけて歩いている

バードウォッチング、楽しもうよ
怖い坂道なんか避ければ良い
ハイキングを楽しもうよ、ねぇ

そうだよ、本当にそうなんだけど

前回も書いたが、楽しみたいんだ
もっと違う景色、違う鳥に出会えるかもしれないから上に登りたい
登ったら降りないといけない
から、下るのが怖くなくなりたい

だから、その恐怖の坂をまず克服したい

そうなのよ

因みに、夫と共に初めての所まで登った
以前より踏ん張って登れるようにはなったと思うけど

これ帰る時、怖くない?あたし帰れる?
と私は小さく呟いた、が夫は

大丈夫、大丈夫!ホンマ怖がりやなぁワハハ

ワハハに押されて狭くて急な階段を突破
未踏の地を踏んだ

未踏の地。ほぅ、それで?

喜びは少なかった
私の頭は今来た恐怖の道を逆再生していたから

結論を言うと、本当に足が若干震えていて、その落差とかを自分の腿が支えられるのか?という疑念と恐怖とでいっぱいいっぱいになって、もう怖くて両手を前につき這うようにして帰ってきた

見かねた夫が手を貸してくれて、そこからは何とか普通に降りてこれたけど
(もっと早く差し伸べなさい!)

怖かった度20
お陰で克服すべき怖い坂道はそれに比べたらなんてことないやろー、という夫の言葉通り怖い度4位だった

怖いのは坂じゃない
恐怖は私の中にある
分かっているのよね、私が臆病なだけ

あぁ
そこにある未踏の地、居るだろうまだ見ぬ鳥たち
私の思いは熱いのだ
しかし心臓はヒヤリと凍り縮み上がる

克服したい
きっとできる
よね、多分
……

努力してもできないことってあるやん?
やればできる!って昭和的な…
そもそも高所恐怖症なのよ、だから怖いのもある
これは治らないと思うんだよな

まぁ、やれるだけやってみればいいやん
ジョビタキ♂でした

そうだね、ジョビ夫
もう少しやってみるよ
慣れ、というのは絶対ある
無理して怖い度20なところに行かなくてもいい、いつもの坂をまずクリアしろ!
それで良い

そんなこんなしているうちに来週お雛様だったりするんだよな
逃げる2月

でも私は、あの坂から逃げないぞ

聴いた話だと、そのゾワゾワ怖いのとエキサイトしてるのって同じらしいね、脳的には
アドレナリン、ドワーって出てる
私のゾワゾワは言わばジェットコースターの味わい、ということになるのかな?

山で味わう遊園地の気持ち
安上がりじゃないか
出るなら出ろ、アドレナリン!

開き直ってきた

ということで
皆さん、坂道を見て、山を見て鳥を見て、踊る猫を思い出したら、心の片隅で応援してやってください
怖がりの私、心配性な私が自信を持って次の一歩を踏み出せるように

お読みいただきましてありがとうございました
明日から少し春に近づくとか?
だといいですね。また来月、梅の話ができたらいいな、と思っています
その間も修練は怠りません。またご報告いたします
それまでお元気で!

またね〜 by3号





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