するするエッセイ【おどってくらす】#23
さぶすくマガジン「くまのつべこべ」するするエッセイです。毎月15日と30日に更新されるこちらのエッセイ。どんな事を書くのか…僕自身も楽しみにしておりますので、どうぞ宜しくお願いします。
自分の時間って聞くと、趣味に費やす時間だったり、のんびりする時間だったりと、物理的な時間をイメージする方が多いと思います。もちろんとても大切な事ですが、なかなかその時間が取れない方にお勧めなのが自分の思考を守る時間を意識的に作る事です。
前者と何がちがうんだ?と思われると思いますが、この自分の思考を守る時間は他の時間と共存できる特徴があります。
誰かと会議をしていても、誰かと喧嘩をしていても、もちろん移動中でも。
少し具体的に書いてみます。
思考を守るというのは戦う事ではなく、クッションを創るイメージです。
僕の場合は、人の思考をなるべく攻撃しないという自分の思考を持つように心がけています。
本当に人って色々あって今の態度になってたり、考え方になっていたりするので頭ごなしに、「なんなんだよその言い方は!」とか「なんでそこでそんな発想になるんだよ!」って思うと損するんです。
損ってことは、面白みがないって事ですね。
イライラすることは基本的に体に毒ですから、その感情に引っ張られてそれからずっともやもやした一日を送るのは勿体ない。
その人の事をわかってあげる必要はないですが、僕のわからない何かがあるんだろうな...くらいにしておいて次に向かう方が健康的です。
この思考を守る時間は自分次第では1日中持続可能になります。
僕は仕事上よく打ち合わせを行いますが、この人なぜこの企画に対して悲観的なんだろう?と感じた時もイライラや悲しさはないんです。
そうすると冷静に頭が働いてきて、この人は自分の提案のどの部分に不安を感じているのか、何所にしっくりこないのかを分析しようとするようになります。そうすると会話の中でも使う言葉が変わり自分の企画を押し付けようとするよりは、相手の感覚や、疑問や、不安を探る質問を多く出来るようになる。
相手の方はついさっき聞いた僕の言葉に対する感想や、反応を覚えているので、丁寧に聞き出せば実に的確に自分の事を話してくれるケースが多くなります。
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ダンス劇作家「熊谷拓明」が、踊り続ける中で身に着けた【生きる】を楽しむ術を、■エッセイ■ダンス朗読劇■オリジナルダンス劇映画■ラジオ■対談…
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