#病は突然に9 この辺で総括後編

前回からの続き。入院総括後編です。


2023年 1月 なんとか前向きに
うつ伏せで新年を迎える。
リハビリしていないのになぜか足が動き始める。この頃から精神的に前向きなことを日記に書いている。新年で身体も気持ちも変わったか?
リハビリを楽しむことをしだしている。
何ヶ月ぶりに湯船に浸かることができた。
この頃から実家のある新潟に転院する準備が始まる。

2月 精神不安定 
障がい者手帳の申請をする。
リハビリ以外に自主トレーニングをはじめる。ようやく自分ひとりで車椅子に移ったりできるようになってきた。前の職場の同僚から連絡がくる。
辞めたのに心配してくれてて感謝。
足が動き出した反動からか、これ以上良くならないのでは?と弱気になったり、いや大丈夫だと自分を鼓舞する日記が散見する。

3月 移動に心躍る
淡々とリハビリと自主トレをこなす日々。
中旬になると平行棒を使えば立って歩けるようになっていることに気づく。
久しぶりの外出。飛行機で実家のある新潟へ。
転院先の病院で退院が延期になることを知り軽く絶望するも、リハビリが継続できると前向きに捉えようとしている。

4月 新しい環境になれない
退院伸びたことでメンタル絶不調になるも新しい訓練などで気をまぎらわせようとしている。日記には自分を鼓舞しようとしているものが多い。
ここでも同室の患者に悩まされる。
電気治療なるものがはじまり、効果を期待している。
退院できる日までを数えていたが辞めている。

5月 延期に次ぐ延期
手すりやベッド等の準備のために帰宅前訪問。数年ぶりの実家。
準備期間がより必要とのことで退院がまた延期になる。
不貞腐れて自主トレをサボってる。
日記にも悪態を書いてる。

6月 ようやくゴールテープが見える
風呂に一人で入れるよう練習をはじめる。
入院して一年経過。入院当初よりは確実に良くなってる。
自主トレも再開してる。
杖一つだけで歩く練習をはじめる。


書いてないこともたくさんあるけど、だいたいこんな感じ。
2023年に入ってからちょっとだけ好転してるように感じる。
とはいえ一回のトイレに15分くらいかかるようになっちゃったし、外出も一人ではなかなか厳しい。
なんといっても車椅子生活がはじまるわけだし。
リハビリで数十メートルくらいなら歩けるようになったけど、すぐ息が切れる。ので移動できるのは家の中くらいか。
歩けるのに痛覚とか温度を感じられないという人体の不思議。

とりあえず歩くことに関しては年内中にもう少し改善するようにリハビリは継続するとして、問題はお仕事だ。
何ができるか、その辺から考えないといけない。
あんまりできることは多くないけど、そんなに後ろ向きにはならずボチボチやっていこう。
なんといっても今月末には退院だし。何食おうかなー