青森山田しか勝たんというギャルズと守備的戦術のリスク
今日の高校サッカー決勝。
爪の垢を見つめていたので計30分ほどしか見てないが、大津高校の攻め手が全くなさそうだった。
もちろん本音は二年前の再現、ガチガチ青森山田とムハムハ静岡学園の対戦だった。
ガチガチの青森山田にはある程度殴り合わないと勝てない、それを素人の僕にでさえ確信させるには30分あれば十分だった。
堅守という触れ込みが多かった大津。
それは裏を返せば攻める戦術をあまりしていないということ。
だから今回のように先に先制されてしまうと、否が応でも攻撃に舵をきらないといけないという普段どおりの戦術でない時間で多く過ごさないといけないという逆タイフーンのようなリスクを抱えてしまう。
リスクをとらないという堅守がリスクに晒されるという自己矛盾。
トークは苦手だがイケメンだという青年に覆面合コンに行けというものだろうか。
違うだろうか。
あとは月並みな表現だが、大津高校は、あ、サッカーの話に戻ってます、大津高校は相手をリスペクトしすぎていた。いや、ビビっていた、足が怯んでいたように見えたのは気のせいか。
ライオンに睨まれたインパラ。
4対0という無情のスコアに乗っかったシュート0という辛み(青森山田しか勝たん)
それなら静岡学園の個々のテクニックとパスワークの調和されたサッカーとの対決を見たかったが得てして一発勝負というのに弱いサッカーでもある辛み。
大津の選手は何を思うのだろうか。
中途半端な戦術、極限で今までにないサッカーをしなければならなくなる状況。
松木の圧。関東第一の無念。
色々なカオスが国立に漂って彼等は勝熱を失ってしまったのだろうか。
夢と情熱と個性のあるチームが増えればいいな、夜空に祈る。
来年の国立に届きますように。