“サンライズさんセット”を注文したのは私です🌞
私には
他人には理解され難い“妄想”がある
内容はこうだ
「自分はホームにいて、快速急行で止まらない電車の“電車と電車の繋ぎ目”連結部分の隙間に瞬時にして、挟まることは可能だろうか」
というものである。
これは小学生の頃から
私の脳内で浮かび上がっては消える、
妄想議題のひとつで
頭の中でうまく挟まれた時の快感が心地よい。
割れ物を包装するプチプチを丸めて一気に潰した時と同じくらい、心地よいのだ。
ただひとつちゃんとお伝えしたいことは
ものすごいスピードで走行する快速急行の連結部分に挟まるのは
間違いなく無理難題案件だ。
というか実際にやってはならない。
やるな。死ぬぞ。
ただ、こういう摩訶不思議な妄想に囚われてしまう瞬間って人間誰しもあるのではないだろうか。
私は幼き頃から“死”への恐怖が強くある側の人間だ。
夜になってから“死”に関する話はご法度だった。
眠る前に確実に怖くなって大声を出してしまう。というか、出ちゃう。
「あ」にテンテンまでつけちゃう。
「あ”ーーーーーーやだやだやだこわ。は。やだぁー」
とか言っちゃう。
そこで
幼き自分が捻り出した謎名案は、
自分よりも年上の人もこの世に今存在してるんだから大丈夫大丈夫と思い込むという戦法だった。
そして、その“年上の人”というのが
【森繁久彌さん】であった。
む。なぜっっっ
なぜ森繁久彌さんなんだ。
と、これを読んでるそこのあなたの心の声
聞こえてるよ。わかるよ。私もそう思ってる。
幼き自分よ。
チョイス。渋す。
私が小さい頃の、ハイ年齢代表な名俳優が
森繁久彌さんだったからなのか。なんなのかわからない。
いつも夜になり
暗闇が私を“恐怖”という誘惑に誘いそうになると
森繁久彌さんが助けてくれていたことに間違いはない。
ありがとう、森繁久彌さん。
そしてそっと私の耳元で歌ってくれていたはずだ
陽は昇り、陽は沈み
時は行く
草の種は芽生え 花は今ひらき
サンライズ・サンセット
サンライズ・サンセット
時は行く
幸福と涙をのせて
今日も行く
はい、今日も生きます。