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学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート 雑感


 初日観てきました。ネタバレだらけなのでご注意を。


でかポスター。お洒落
フライヤー置いてくれるの助かる
どんだけ撮ってるのか私は


 軽やかで爽やかで読後感良く、でも驚きも感激もそこかしこにちりばめられた演技・舞台・映像・音響・照明どれをとっても素晴らしい舞台芸術でした
もう何回か観たいと思ったけど上演期間の短さと自分のスケジュールの都合で初日一回しか観れない


 2023年のきむすば劇場オムニバース以来の小林賢太郎作品

 作演お目当てなのでグッズを買うかは悩みどころ


 開場時間が長かったので自分の席でまじまじと舞台を眺めてました。

 真っ白な舞台に三方囲まれて、舞台ツラに白い額縁が沢山ぶらさがっている、真っ白だけど、いや真っ白だからこそワクワクする舞台。


 開場中は照明暗くなっており、夜のシーンから始まる。

 守衛室に行ったら上手の見切りだと思ってた物の一部が動いてあの部屋になってて、その仕掛けにまず鳥肌たちました。さすが小林賢太郎、やってくれるぜ!


 警備員がモノローグであらすじを話し出す…と思ったら最後まで喋ってて笑いました。
 え、最初に全部言うの?!

ネットで見た話だけどアニメを見る時に、死なないキャラを推したいから誰が死なないか教えて欲しいという考えの人が少なくない、とあったのでそっち方面なのかしら。

 ここに某かのトリックが仕込まれてるんじゃないかと思いながら観てましたがそんな事はなかった?か私が見逃したか。


 その後明るくなって改めて観た舞台は、あれもこれも動きそうだぞ?な気になる部分が沢山


 登場人物の名前からセリフから言葉遊びがちりばめられてたりプロジェクションマッピングが随所に使われてたりで大好きな小林賢太郎ワールドがそこかしこに。

笑ってる事が殆どだったな。


やはりダ・ヴィンチの橋は必見ですね

劇中でダ・ヴィンチの手記の言葉が所々表示されていますが、ここでダ・ヴィンチの発明の一つを図上だけでなく実際に舞台上で組み上げてバラす事で観客に体験させる所は、KKPの『TAKE OFF』でライト兄弟の初フライト12秒を体感したあの時間を思い出しました。

この場にいなければ体験できない唯一無二の時間。


展示会の準備をするシーンも好き

ちゃんと準備をしてるんだけどセリフなしで魅せたり踊ってるようになったりもってきたパネルに映像を映したり、漫画の仕上げのシーンも生身の人間で漫画のようや表現をしていたのがすごく好きだな。


歌の歌詞も楽しくて見てて飽きない


最後がほんとバカバカしくて最高!

鰤田さんが冒頭で言ってた落とし穴を本当に実装して、穴に“落ち”るというオチ

もう1人落ちたから2段オチ?


カーテンコールは万雷の拍手喝采!

客電ついて終わりかな~と思ったらまた皆さん出てきてくれて皆で歌って、観客もスタンディングオベーション👏👏👏


本当に良い演劇、いや、舞台芸術でした!

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