「VIVANT」最後の謎めくセリフ【皇天親無く惟徳を是輔く】の意味とは?
TBS日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』の最終回で、堺雅人さん演じる乃木憂助が放った謎めいたセリフ「皇天親無く惟徳を是輔く」について深掘りしてみましょう。
このセリフは、重要なシーンで登場します。乃木憂助が自分の父親でありテロ組織「テント」のリーダー、ノゴーン・ベキ(役所広司さん)ら3人を撃った後、乃木の弟・ノコル(二宮和也さん)が墓の話を持ち出します。乃木はその後、この謎の言葉を告げます。「こうてんしんなくただとくをこれたすく」というこの言葉は、中国の古典文学『書経』からの引用で、「天は公平であり、特定の人を贔屓せず、徳行のある者を援助する」という意味を持ちます。
視聴者の中には、この言葉が乃木の父親らを実際には殺害せずに助けた可能性を示唆していると憶測する方もいました。SNS上では、乃木が「徳のある者は自然と救われる」という意味合いでこの言葉を用いたのではないかという意見が多数見られました。例えば、「お父さんをひいきしたのではなく、孤児たちのために徳を積んできたことに対して公平に助けた」とか、「ベキは生きているのではないか」といった声が上がっています。
この言葉の出現は、『VIVANT』の続編に向けた期待や憶測を更に高めるものでした。セリフの背後にある深い意味や、登場人物の運命について視聴者が自由に想像を巡らせることができる、まさにドラマの醍醐味と言えるでしょう。『VIVANT』の続編が発表された際には、この謎めいたセリフがどのように解釈されるのか、非常に楽しみです。