年功序列や無意味なしきたりは若者を潰しかねない
私は、大学卒業後、20人くらいの小さな機械設計製造会社に入りました。働き方より何を作りたいかを自問自答し、今の職場を選びました。大企業に入るか、中小に入るか悩みました。大企業に入って、専門性は深まるものの、業務範囲が狭くなることは終身雇用の崩壊という時代背景から不適切だと思いやめました。深まった専門性のみで次の仕事を見つけるのは、選択肢が狭まると思うから。何しろ専門性といえど企業の蓄積であり、個人としては何ができるの?という弱いものこそ群れるという象徴のように感じていました。さらには大企業に入っても必ずしもやりたい仕事ができるわけでもない、無駄な出世競争に疲弊する恐れ、裁量権は時間や社内調整が必要といった自由度の低さから避けた。中小企業に入って業務内容は幅広い。従業員数20人の会社に入ったため群を抜いて業務の幅は広い。
だがしかし、上司による精神的圧力、会社経営の低迷による斜陽感、後継者不足、昭和気質という閉鎖感、などストレスで疲弊している。
小企業に働いて、大きく会社を変えようと思ったが、誰もついてこれないのではないか。定年までの5〜10年を無難に働こうといった人が大半だ。
大企業を避けたのは良かったが、斜陽的空気感の中小を選んだのは間違いだった。
スタートアップやベンチャーに入るべきだった。何もないとことから作り上げていくといった挑戦的な仕事をしたい。実績ベースでの仕事は作業に近い。そこには価値を提供しようとする前のめりさより受け身の姿勢が優っている。
高齢者中心の会社に入って、昭和の空気感に飲まれるといった、有望な若手は可哀想だ。将来性のない会社は潔く売り払うべき。高齢者はいつまでも権力にしがみつかず、若者を前線に送るべきだ。高齢者や老害の使命は仕事を卒業することだ。高齢者のノウハウは素晴らしい、だからこそ伝えることに集中して欲しい。若者をサポートできない会社に未来はあるだろうか。
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