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ヨル/アルク 感想 by大典太

※ネタバレを含みます

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サンプルの冒頭を読んで即カート入りした本作ですが、マジで良かったです。手軽に読み切っちゃうことができるので、中編長編を読むのが苦手な人にもおすすめできます。しかも数百円で買えちゃう。

以下感想

予想を裏切ることなく良い作品でした。

導入でまず引き込まれて、そのまま高火力の文字に飲み込まれて読み切ってしまいました。文字数で言えばおそらく一万〜二万文字くらい(間違っていたらすみません)のボリュームだと思うのですが、満足度で言えば中編を読み終えたときぐらいはありましたね。

内容についてなのですが、クロコの心理描写が印象的でした。息遣いまで伝わってきそうなほど繊細な描写と、葛藤や苦悩が彼女の心を蝕んでいくようすが特に。ひいひい言って読んでました。


それで、はやく救われてくれ……!って思いながら読み進めると、希望が見えるんですよ。ホシノって言うんですけど。

そのあとは……もう言うまでもないのですが、最後はきれいに救われてくれました。俺の心も救われました。
最終章後のクロコって、いろんな感情を抱えたまま一人きりになってしまっているとおもうのですが、僕が漠然とそうだろうなあと思っていたことを物語として形にしてもらった本です。


ストーリー自体も面白かったのですが、やっぱり表現が丁寧でとても読みやすい印象でした。それと、本編の最終章を読み終えたときのあの感情を思い出すような本でした。

まだまだ書きたいこともあるのですが、つらつら書きすぎてもオタクがバレてしまうだけなので自重しておきます。

マジで良かったです。ありがとうございました。良い作品でした。



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