#2 大学生が、就活をやめるまで。東京カップル編
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お読みいただきありがとうございます。
前回の北海道編につづき、今回は東京編です。
そのまえに、ちょっと、おさらい。
こん状態で山形へ帰った後のお話になります。
友人との電話がきっかけで。
夏休みも残り1週間わずか。
東京にいる高校の友人に、北海道での出来事と、
「もう前みたいに就活ができないかもしれない」との相談をしていました。
そんなとき、友人の電話越しから半同棲中の彼氏が登場。
彼氏、36歳。友人、20歳。
その差、16歳差。
(変な関係ではありません。素敵なカップルです。)
その彼氏さんは、東京でバリバリ仕事をしている人間。
それも知っていたので、就活についての相談をしました。
わたしのまだまだ未熟な考えも真剣に受け止めてくれ、THE 人生の相談会になります。
そこで電話が盛り上がり、友人カップルから一言
「明日、東京きなよ。うち泊まっていいよー。」
「ハイ。行きます。」と二つ返事で、夜行バスをとり東京にいくことにしました。
普通に考えて36歳と21歳のカップルのお家にお泊まりさせてもらう状況、
シュールでなかなかおもしろかったです。
カップルが待つ東京へ、いざ。
新宿に着き、噂には聞いていた彼氏さんと初対面。
「36歳はさすがに大人っすねぇ〜」と心で思いながら、
東京旅 with 友人カップルがスタートします。
真夜中に車で麻布十番を巡ったり、いろんな東京の話を聞いたり、キラキラにたくさん触って、感じました。
でも、確実に、そこに違和感を覚えました。
●北海道では、「これあげる」ってもらってたお肉が、
東京ではこんなにお金をはらわないと買えないんだ。
しかもそのお金を稼ぐために、こんな満員電車に乗ってるの…。の衝撃だとか
●この野菜、どこで育ったものなのか、どんな人が育てたのかとか、みんなその畑を知らずに食べ物を口にしてるの?の疑問とか
●とりあえず、自分がよく見えるような取り繕いの服を着て、本当のじぶんはどう生きたいのかわからずに生きてる人たちとか
(今考えると、これって自分のことでした)
今思うと、〝命の基盤〟と〝暮らし〟が乖離している状況が引っ掛かりポイントだったのかもしれません。
北海道と東京での暮らしは、N極とS極ほど正反対でした。
あと、完全に東京というものを斜に構えて見ていましたね。それは行き過ぎ思考だったと今なら思うけど、当時はそれで拒絶反応が出てしまいました。
そんな違和感を36歳彼氏に伝えたら
「そうだよ〜、東京なんて大体がハリボテだよ。」とのこと。
トホホ。
さらり、と言われたけどその言葉がわたしを腹パンしました。
さらに東京で死に物狂いで就活する理由がなくなってしまった。そう思いました。
就活から心が離れた
そして、完全に就活をやめました。
東京から帰ってきたら、北海道と東京で起きたことを徐々に消化していって、
「やっぱり、わたし就活じゃないな。」とわかりました。
次回は、「結局、就活してるの巻」です。
山形県・東京のゲストハウスを飛び回ったり、
徳島に1ヶ月移住したり、旅をして暮らしていた日々について。
エッセイぽくかけたら、いいです。
ではまた!