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知識がつながる面白さ

少し古い本ですが、この本を読んでいます。
といっても途中なんですが。

本書の第1章で「大衆→分衆→網衆」という項目があり、この「網衆」が一つのキーワードとして何度も登場します。

本書は初版2009年で、SNSの黎明期から1・2歩進んだ時期だったかと思います。
この時点でそういった状況分析をしているのはさすが広告マーケティングのプロですね。

かつてはマスメディアからの一方通行的な情報発信・受信の仕組みでしたが、特に今はSNSを活用し誰もが発信者になることが出来ます。
このnoteもその一つですね。

それと同時にSNSの特徴というか注意点ですが、独特のアルゴリズムで自動的に好むであろう情報をあてがってきます。
一つのテーマで遠くの人とつながることが出来ますが、そのテーマに対して同じ感覚を持つ人とのつながりになりがちです。

SNS時代に本書を読んで、こういった注意が必要ですが、だからこそその世界の人にそのコミュニティで発信してもらうことで共感を生み、ブランディングが成立しやすいということを学びました。

その中で、YoutubeでAbemaニュース(?)の切り抜き動画を見ました。
国政政党の学生部の学生が出演し、ケンドーコバヤシさんや堀江貴文さん、大空幸星さんなどと議論するというもの。
本編は以前にAbemaで見たことはありますが、少し間をおいて改めてみた感じです。

大空さんの「SNSは小さなコミュニティの集合体だ」とというコメントに対し、堀江さんが「それはその通り」とリアクション。

これって、本書でいう「網衆」のことだ。

前段が長いですが、そのようにつながったという話です。
大した話ではないですが、小さな点でも違う媒体の情報がつながるということに面白さを感じました。
番組の流れは都知事選で、石丸さんがその点で成功したという話ですが、石丸さんの戦略は個々のコミュニティで発信・拡散してもらうこと。
そうすることで「石丸伸二」というブランディングに成功したというものでした。


読書・勉強系の発信者がいう情報のつながりと言うものを実感できたというお話です。
似た情報でも複数の媒体で触れることで、脳により定着する気がしました。

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