市役所でフリーアドレスはどうなんだろうか?
最近ではフリーアドレスは特別珍しいものではなくなってきています。
社員の自由な発想を求めてや、省スペースによる経費節減などが効果だったと思います。
行政でもフリーアドレスが導入されているところも増えていますね。
私見として、必ずしもフリーアドレスがいいものとは思えないです。
役所は個人単位で分担が決まっているため、一人で抱える懸念をはらんでいると思います。
フリーアドレスで様々な人とコミュニケーションを取れるようにする効果があるといいますが、積極的に話すことが苦手な人は孤立してしまわないか。
常に同じ人が隣にいれば、状況や雰囲気を掴め声かけ・フォローもしやすいのではないか。
また、定位置にいない=席外しor不在という判断材料になりますが、どこにいるか探す数秒のひと手間が生じると思います。
実際、私のところでも一部部署でフリーアドレスを導入してみてますが、自然と定位置に座っています。これでは、フリーアドレスとは言えませんよね。
市役所はほとんどの部署が住民に対してオープンであり、オシャレオフィスの実現はできませんし。
もちろんメリットも理解する中で、私的なメリットは資料の個人保管の減少・省スペース化による経費節減があると思います。
でもこれはフリーアドレスの効果というより、収納がない机を使うことによる副次的な効果です。
前述したように行政は業務が個人単位になってしまいます。
担当不在の時に個人所有されていると急な対応ができない危険もあります。
つまるところ、フリーアドレスの導入を目的にすると、市役所では本来の効果まくいかないと思っています。
しかし、収納を物理的に減らすことは非常に大きなメリットになると思います。デジタル化・ペーパーレス化も加速するでしょう。
個人の理想を言えば、モニターアーム・昇降デスクが導入されると生産性とやらも上がると思うんですが。