サイゼリヤで貴族ごっこ
近頃の私にしては珍しく、土曜も日曜もあまり関係なく連勤の嵐に見舞われていました。
そんな中、通院のためにぽっかり1日だけ獲得できた平日休み。
これは活用しないと!ということで、病院帰りのご褒美にずっと気になっていたサイゼリヤに行ってきました。
◇
今日はもう何食べても良いよ!解禁日ということでじっくりメニューと睨めっこ。
前菜にスープ、メインは〜……定番のドリアも良いけどピザかな⁉︎いやパスタも捨てがたい!ドルチェはもちろん頼むとして〜……
幸せな悩みタイムが続きます。
オーダー表に記入して店員さんにお渡し。
たんまり頼んでも顔色ひとつ変えずに(内心めっちゃ頼むなと思われてはいそう)、オーダーを通してくれます。笑
そうしてやってきた品々がこちら。
ドーン!ドーン!
ドルチェは食後に、とは言わず全て一緒で良いですとオーダーするとテーブルがたちまち賑やかに。
カボチャの冷たいスープ
アーリオオーリオアスパラ温サラダ乗せ
チーズたっぷりピザ
ティラミス
ドリンクバー
なんて錚々たる顔ぶれ。
◇
ゆっくりとたまにドリンクバーのお代わりを挟みながら堪能します。
まずはスープを静々と啜り、
温野菜サラダをトッピングしたパスタを丁寧にフォークに巻き付け、
好みのサイズにカットしたピザを咀嚼していきます。
こんな風に静かに食事をしていると、幼い頃、「貴族ごっこ」と称していた遊びを思い出しました。
それはヒタヒタに牛乳がかかるコーンフレークをそれはそれは丁寧にいただく、という大変シンプルなものでしたが、その様が貴族の食事のようだとひっそりと思いついては楽しんでいた一人遊びのようなものです。
平日の昼間、一人サイゼリヤで好きなメニューを並べて優雅にいただく
これは紛れもなく貴族!
とあの頃の自分に教えてあげたいです。
ふと隣を見れば、一人で訪れていたお姉さんがランチメニューにジョッキビールを2杯ほどお代わりしていて、彼女もまた貴族。
サイゼリヤは人々をたちまちに貴族にする魔法の場所なのかもしれません。