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フルタイム勤務をしながら2ヶ月間の自宅保育ができた5つの理由

去年の秋、子どもが入院して手術することになった。
「風邪をひいたら延期になります。」
お医者さんにそう言われて、リビングや寝室の温度を高めに設定したり、外出時には暖かいアウターを着せたりと思いつく限り気をつけるも、保育園に通っていると風邪をひいていない方が奇跡。

3度の延期を繰り返して、あまりにも風邪をひきすぎではないかと別の検査が追加される始末で、年末年始に突入した。
「このまま次の入院予定日まで保育園を休ませよう」
そう決めて自宅保育してみると、風邪をひくこともなく無事に入院できた。

入院中の話は表題とは話がずれるので、割愛するとして、
「1ヶ月は免疫がさがっているので気をつけてください。」
お医者さんにそう言われて退院したタイミングで、子どものコロナ感染が増えているニュースが飛び込んでくる。
ちょうど保育園からも登園自粛要請が出て、ついには濃厚接触者が出るなど身近に迫ってきたことで、さらに1ヶ月間保育園を休ませることに決めた。

結果、フルタイム勤務をしながら2ヶ月間の自宅保育をすることとなった。

我が家のケースは特殊ではあるけれど、コロナによって保育園が休園になったり登園自粛要請が出たりとイレギュラーな対応が求められがちな今のご時世。この2ヶ月間を乗り越えられた理由をまとめてみる。

フルタイム勤務をしながら2ヶ月間の自宅保育ができた5つの理由

1.リモート勤務

半年前に、ワンオペ育児でフルタイム復職できた理由として会社がフルリモートだと書いた。

この時から事情が変わって、週に3日出社しなければならないルールへと変更になった。が、まん防によってこのルールが中断された。
この中断期間だったのと、事情が事情なのでという上司の理解もあって、フルタイム勤務しながら自宅保育することができた。
フルリモート勤務じゃなかったら、有休を使いまくるか休職するかしか選択肢がなかったのではないだろうか。

2. チームメンバーの理解

オンラインミーティングをしていても、子どもに「パン食べる〜(今食べたいの意)」と話しかけられたり、「これ見て!」「(PCを)触らないの!」と手を引かれたり、私の足の上にアンパンマンのぬいぐるみを敷き詰めて、よけるとぐずってしまったりと、微笑ましくも気を取られることが多々あった。
こういった中でも罪悪感に苛まれずにいれたのは、チームメンバーが子どもに話しかけてくれたり、温かい目で見守ってくれたおかげだと思う。

3.考え方の転換

最初は、仕事の手を止めなければならないことが続くとイライラしてしまって「ママ、仕事してるでしょ?」と注意してしまうこともあった。
とはいえ、まだ理解できる年ではないので、こんな過ごし方をしていたら後々後悔するなあと思った。

そうして、ポジティブに接するように意識している中で、保育園に入園した時に「もう日中どう過ごしているのかは見られなくなってしまうんだなあ」「親の知らない時間が増えていくんだなあ」と思ったことを思い出した。
これが「また日中一緒に過ごせる期間」をありがたく捉える後押しになった。

ここからは余談だけど、入院が延期になっていたことで、だんだんと自宅で病気の症状が出て救急にかけこむ日が増えてきた。自宅保育だったからこそ自分が気がついてすぐに対応できたので、この時は本当に「自宅保育していてよかった」と思えた。

4.YouTubeの存在

YouTube、ありがとう。ありがとう、YouTube。
2ヶ月の自宅保育を乗り切った今となっては、YouTubeがながれていないとぐずるようになってしまい、悩みの種。けれど、自宅保育中は本当にお世話になった。

とはいえ、YouTubeばかり見せることに抵抗はあったので、大きな段ボールを敷いてお絵かきコーナーを作ったり、分厚いマットレスを敷いてジャンプできるようにしたり、リビングを思いっきり遊べる部屋にした。これには試行錯誤したけど、YouTubeの効力の方が強かったかもなあ。

5.ごはんは週末に作りおき

この2ヶ月の自宅保育で大変だったのは、3食用意すること。
子どものごはんは週末に作って冷凍しておいて、レンジで温めるだけにした。平日はぐっと楽になったけれど、食材がどんどん消費されていくので週末の作り置きがちょっと大変だったかな。大人のお昼ごはんは気が向いた時しか作らない(買って食べる)ことで乗り切った。

6.気を揉まない

家では昼寝をしなくなり就寝時間が早まっていたので、常に巻きで行動していた。幸い、わたし自身がせっかちで並行して家事を終わらせることに快感をおぼえるタイプなので、ゲーム感覚でできた気がする。

ただ、思っていた時間にお風呂に入りたがらないとかは日常茶飯事なので、思い通りに事が運ばなくても気を揉まないように気をつけた。

✳︎✳︎✳︎

こうして2ヶ月間の自宅保育を乗り切った。
無事に入院できるように、やるしかなかったという前提ではあるけれど、わたし自身にも、2ヶ月前と今とではイライラや気を揉む沸点が高くなったような変化が起きていると感じる。


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