【Mac】コンピュータお引越し記録。(2)
7月に買ったのはいいものの、「ちゃんと」使い始めるのに
随分時間がかかっちゃったんです、というお話までしました。
もちろん、自分のものぐさなせいも、仕事が遅いせいもある。
一旦それは置いといて、ちゃんと「言い訳」も書いておきます。
・「移行アシスタント」を使わずに引越ししたかった。
Macには「移行アシスタント」という便利なツールがあります。
新旧2台のMacをLANケーブルで繋いで、アカウント情報や
データを転送しちゃう、というもの。
先代Mac miniまでは、これでさっくりデータ移行してたんです。
なんだけど、もう必要ないファイルだったり、
現環境ではもう動かない古いアプリだったり、
重複して保存されてるデータだったり、
というものまでひっくるめてコピーされてしまう可能性。
新居に引っ越す時に、「もういらないな」って荷物は
運び込みたくないじゃないですか。ちゃんと処分して引っ越したい。
膨大な音楽データを扱ったり管理する仕事をしてるので、
ストレージの負担もなるべく減らして使ってあげたい。
そんなわけで、まっさらな状態の新iMacに、
手動で荷物を運び込むことにしました。
元々ストレージを圧迫しがちな「ミュージック (旧iTunes)」、
「写真(旧iPhoto)」のデータは外付HDDで管理してたので、
HDDを繋ぎ直してライブラリを読み込めばOK。
LogicやiMovieのデータも同様、大部分はHDDやSSDに格納してるので、
そこも大丈夫。
万貴音や外注での音楽関連ファイル(歌詞とかマスターデータとか)
は本体管理だったんで、それを外付HDDやUSBメモリで吸い出して、
移植していく作業を繰り返しました。
ツールでの一括移行に比べれば時間はかかったけど、
これはそんなに大変ではなかった、かな。
ちなみに音楽制作でメインで使っているDAW「Logic Pro X」は、
同アカウントであれば買い直さず再ダウンロードが可能です。
OSがCatalinaになったので、最新の10.5.1を使えるのだ。やったぜ。
10.5がかなりの大型アップデートだったようで、まあ色々変わってた。
ちょっと使い方を勉強し直す必要がありそうです。
特に、よく使ってたサンプラー「EXS24」がおもっきしモデルチェンジ、
名前そのまま「サンプラー」っていうプラグインになってた。
EXS24との互換性はあるけど、ちゃんと使えるようにならないと。
「Drum Machine Designer」も初登場ですかね。
ぱっと見、native Instruments「Battery4」みたいな感じ?
元々Logic純正だけでたくさんの音源・音色ライブラリがあったけど、
音源買い足し無しでもさらに音の選択肢が広がった気がします。
すごいね、Logicさん。
・プラグインソフトのお引越し問題。
ここからは専ら音楽制作/編集仕事でのお話になります。
さっきLogicは純正の音源/プラグインだけでも随分豊富だよね、
っていう話をしましたが、音を処理するプラグイン、
ドラム、ストリングスなんかのソフト音源は追加購入して利用してます。
このデジタル時代、データなんていくらでもコピーされてしまうので、
インストールすれば誰でも使えてしまう、という自体になりかねない。
そうなってしまうと開発・販売側の努力は全く報われないですよね。
なので、多くのプラグイン/ソフト音源を利用するには、
新しいマシンのほうにライセンスを移して、
「アクティベーション(オーソライズ )」しないといけない。
この方法は販売元により様々。ゆるいのも厳しいのもある。
まずプラグイン系をいくつかご紹介。
・Waves
本腰入れてDTMする人は高確率で所持してるWaves製品。
斬新な音を作る!というよりは、EQやコンプなど、
基本的な音の処理の工程で役に立つプラグインがたくさん。
Wavesはライセンスの移行が個人的に結構苦戦しました。
日本語が一部対応してないのはまあ仕方ないとして、
新環境で使うためには、最新の状態にアップグレードする必要があり、
追加課金。もう、いとも簡単に数万円が飛んでいくよねー。。。
自分の制作上必須のプラグインがいくつもあるので、即課金。
プラグインをきっちり最新状態にした後は、
アクティベーションは適切に出来ました。はー、よかった。
・iZotope
これは今年になって手に入れたもの。
コロナ禍に一部のプラグイン を無償提供してて、そのタイミングで。
ステイホームするなら、音楽やろうぜっていう手の差し伸べ方が神。
これもXLN同様、アプリ管理ですぐ使えるようになりました。
手に入れた「RX 7 Elements」の中のプラグイン、
「RX7 De-click」が個人的にものすごく助かってます。
ボーカルRECの時にどうしても入ってしまうリップノイズとか、
歯がカチッと鳴ってしまうやつを処理してくれるものです。
ノイズを特定して波形を書き換える作業、かなり時間かかってたんで、
これで一気に時間短縮できるようになりました。助かる。
・Celemony
ボーカル編集の救世主「Melodyne 5 editor」を今年買ったので、
より良い状態でボーカル音声をまとめられるようになりました。
ピッチやリズムの編集はもちろん、言葉ごとの音量調整や、
ブレスやノイズの処理もこの中で出来るようになりました。
結構いいお値段したけど、買ってよかったものの最上位。
メロダインのアクティベーションはちょっと面白いシステム。
ライセンス毎に「使っていいよ」状態にされたプラグインファイル
をダウンロード、インストールして使う、みたいな感じでした。
こうして紹介していくと、「そんなに難しくなくない?」
って自分でも感じるんですけど、ほんとの敵は別の場所にいて、
「製品ごとに引越し方法が違う」ことだと感じてます。
上で紹介したもの以外にもたくさんあるので、一つ一つ調べて、
2台のMacを並べて、旧マシンからディアクティベートして、
新マシンにアクティベートして、をひたすら…。笑
まとまった時間も根気も必要なので、まあ疲れました。
ソフト音源のお引越しのお話は次回。
割と悲しみの深い内容も多くなりそうですが、笑
備忘録と、いつか誰かの役に立てば。
もうちょっとだけ、続くー。
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