【過去作品倉庫】DQシンフォニー第二楽章_20101123a
【概要】
・今後販売する予定のない過去の制作楽曲を公開。
(YouTube個人チャンネルを経由します)
・局所的/限定的に使用したもの、あるいは未発表のもの。
【御了承下さい】
・制作当時の音源データなので、音量や質感等はまちまち。
・インスト曲/BGM/お蔵入り楽曲のバックトラック/etc.。
・音作りやアレンジ、ミックスを「ミスってる」ものもあります。
ざっくり解説。
作詞作曲や制作編集に頭が回らない時は、
とかくこうしてnoteやアメブロを書いておきたい今日この頃。
今回は第二楽章。三拍子の楽曲を集めてゆるい感じにしよう、
という動機で作りました。
古典的な様式美とかは一旦置いといてください。
第二楽章以降、DQ楽曲にクラシックの別の音楽を組み込む、
という変態的要素が追加されております。
もちろん全てではないですけど、ね。
順繰りにご紹介。
・のどかな熱気球のたび(DQ4)
原曲冒頭の三拍子の部分。DQ4はFCでのリリースだったのに、
途中で四拍子になったり、テンポがぐにぐに変わったり。
そんなこと出来るんか!と驚いた記憶が。
ここに組み込まれているのはチャイコフスキーのバレエ音楽
「くるみ割り人形」から、「金平糖の踊り」。
チェレスタの雰囲気とか、そのまんまですよね。
そのままのテンポをキープしつつ、ブリッジでピアノが参加。
ここはうっすらサティの「ジムノペディ」。
3拍目の刻みをとって、さらにゆるく広い感じに。
・街角のメロディ(DQ5)
幼少期に妖精の世界に行った時に印象に残った、優しい曲。
半透明のベラが妙に記憶に残ってる。
短い2音のモチーフを後半ではたくさんリフレインさせたのが、
個人的には気に入ってます。
次の楽曲へのブリッジとして、ヨハンシュトラウス2世の
「美しき青きドナウ」的なピチカートをかまして、
・王宮のメヌエット(DQ4)
ゲームをスタートさせるとまずこの曲が聴こえるんだったな。
DQシリーズはお城の音楽がものすごく古典派。
元々、中世ヨーロッパの雰囲気でストーリーが構成された、
って話をどこかで聞いた気がします。面白いよね。
ここもドナウ的ブリッジを再登場させつつ、
第一楽章「序曲」的なファンファーレを乗っける。
・海を越えて(DQ3)
船に乗った時のBGMですね。DQの海の曲はすげー好きです。
新しい大陸に向けてワクワクしてる感じというか、
でっかい船の旅感がすごく出てる気がして。
ようやく踊れるテンポの三拍子、つまりワルツになったんで、
シュトラウス2世の「こうもり序曲」よろしく、
ウインナ・ワルツの雰囲気を組み込む。ワルツ王大忙し。
打ち込みでどれだけ実演奏のタイム感が出るか、
という実験も細かくやってたなあ。
ラストは細かく転調しながらテンポを落としていって、
ふわっと着地。ゆるふわ系終始。そんな言葉はないけども。
最後に「お前いたのか!」って感じでピアノが再び姿を現すんだけど、
続く第三楽章でピアノがメインを張るので、その導入です。
曲全体を通して、「街角のメロディ」の2音のメロディが出てきます。
長くて美しいメロディも世にはたくさんあるけども、
ああいった断片的なモチーフに心を奪われることが多かったりします。
休符や音の隙間もちゃんと音楽だ、という証拠なのかもしれない。
ドラクエに限らず、好きな三拍子の音楽はありますか?
四拍子を含む「二拍子系」の音楽が圧倒的に多くて、
日本では一層その特徴が顕著だと思うんですが、
三拍子の起源は「馬の歩行」にあるらしい。
日本でも馬には乗ってたはずなんだけど、
なんだか理解出来る気がします。なぜじゃろ。
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