【音楽制作】縮景園築庭400年動画の音楽担当しました。
広島県の名勝「縮景園(しゅっけいえん)」。
広島の中心部に位置するこの歴史的な庭園が今年、
築庭400年の節目に到達。すごい時間を重ねてきたんだなあ。
https://shukkeienchikutei400.jp/
築庭400年を記念して、特設サイトも登場。
常に未来をデザインしながら生きていきたいものですが、
それも過去の積み重ねがあってこそ、ですね。
歴史の重さと面白さ。
元来の縮景園のウェブサイトはこちら。併せてどうぞ。
ね、広島って海に山に川に、豊かな場所なんですね。
そんな400年の節目、歴史を振り返る動画が特設サイトにて公開。
光栄なことにご縁をいただきまして、
この振り返り動画の音楽制作を担当させていただきました。
https://shukkeienchikutei400.jp/
「動画コンテンツ」の上段の動画。
・インスト制作、VP制作。
普段は「万貴音」という男女ボーカルユニットで活動しています。
そんな自分ですが、他のアーティストのアレンジ制作をしたり、
時にはインスト曲(BGM)やCM曲にも関わらせていただいています。
近年の大きな所でいえば、2018年にオープンした
「THE OUTLETS HIROSHIMA」の開店時特別BGMの制作、など。
この曲は今でも開店時間直後(10:00〜11:00)で流れているので、
誇らしくもありがたい実績です。
人前で歌を歌うようになる前はクラシック・吹奏楽の人間だったので、
歌のない音楽も大好物。言葉を介在しない表現もまた、楽しい。
さらに今回はVP(ビデオパッケージ)というフォーマットでのお仕事。
この分野の経験値はあまり多くなかったのですが、
今回は先に動画全体の流れがきっちり決まっていたので、
そのサンプル動画をストップウォッチを片手に何度も頭に叩き込む。
つまりは「ここにこの雰囲気で何分何秒の曲を当ててください」
というお仕事なんです。ここがいつもと違うとこ。
CM楽曲のような「コンマ何秒」の微調整まではいかなくとも、
長短・濃淡あれど各曲の許容誤差が、体感で±1秒ぐらい。
ものによっては途中でフェードアウトすればいいケースもありますが、
アドバイスも都度いただきながら、
今回は全曲、指定時間でまとめきりました。
・「伝えたい温度」を把握しないと作れない。
ナレーションの一字一句を把握しないと、
紹介されている歴史を全て暗記しないと、
ということではなくて(覚えられると最高だと思うけど)、
「このシーンは何を伝えたいのか」を掴む必要がある。
映像とナレーションで実を作り、それを支える空気が音楽。
未熟な我が身なので明言は出来ないのが残念ですけども、
今回はそれを非常に強く経験させていただきました。
どのタイミングでナレーションが入ってくる、
その中身はこうで、雰囲気はこう、みたいなのをメモして、
膨らませて、落とし込む。
サンプル動画ひとつが、実は緻密な設計図。
意味のある音楽は作らなきゃいけないけど、あまり「強すぎる」と
伝えたい映像や言葉を殺してしまうから、温度感をすごく考える。
CM楽曲や、シングル/アルバム曲内のいわゆる「カップリング曲」
とかでも似た傾向がある気がするんですけど、この感覚ってすごく大事。
全部が全部前に来てると、ちょっと鬱陶しく感じてしまうんですよね。
主役=正義、ではないんです。
ずっと自分が目立てばいいやって人、逆にしんどいでしょ?そういうこと。
・嬉しいもの、誇らしいものに触れられること。
世界史を含め、歴史はあまり得意じゃありませんでした。俺。
なんだけど、こうして触れられたもの、触れるチャンスをもらったもの、
となると、俄然興味が湧いてくる。
縮景園、一番話題になるのは、今のような「紅葉の季節」。
期間限定ですが縮景園では紅葉のライトアップがされている模様。
サイトやSNSでみた紅葉ライトアップの写真、
ため息が出そうなくらい美しいです。現地で見たい!
「審美眼」というと、何だかこそばゆくなっちゃいますが、
美しいもの、素晴らしいものに触れたり、関わったり、
という体験は、自分の中身も深くしてくれるなあ、
と改めて感じたお仕事でした。ビクビクしながら、嬉しかった。
「もうちょっとこうすれば良かったかなあ」って感じること、
至る所で遭遇するし、何なら今回の制作でも勿論あるけれど、
それは未来への伸びしろとして、純粋にこのお仕事、
誇らしく思います。
この動画をきっかけに、縮景園そのものと、その歴史、
興味持ってもらえたら、すごく嬉しいな。
・あとがき
改めて、素敵な制作仕事に関わらせてもらえて感謝です。
VP制作については他にもいくつか関わらせてもらっていて、
ここ一ヶ月で20曲ぐらいは書いたんじゃないかな。
まあまあ頭がパンクしてます。笑
歌もの、歌じゃないもの、
自分が前に出てるもの、そうじゃないもの、
アレンジ担当、編集担当、そのどれにも関わってて、
どれもそれぞれ、ありがたいし面白い。これほんと。
全部ひっくるめて、音楽ってすごいな。
価値のあることをやって生きてるんだ、と誇りに思います。
これまでも、これからも。
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