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【言葉って面白い】”あやふや”に使ってる言葉を改めて勉強してみる。(3)

前回の記事はこちらから。

随分ご無沙汰になってしまいました。

お仕事が立て込んでいるのはとても有難い忙しさなんですが、最近ちょっとヘビーなトラブルまでが立て込んでしまっていて、正直けっこうしんどかったです。その中の一つである「ツイッター凍結事件」は今朝、無事に解決したので、少し救われた。

他にも大小様々あるんですが、これはまた無事解決したら報告しようかなと思ってます。無事に解決してくれ頼むから。。

ただまあ、ブログやnoteの更新もあんまり放置しすぎると嫌なんで、さくっと書いていく。このテーマは日頃気になる言葉をメモっておけば更新できるのがいいね。

ってことで、第三回も5つほどピックアップしてみます。


11.てにをは

なんだか百人一首のどこかに書いてありそうな佇まいの「てにをは」。

文章を作る際の「助詞」の総称を表す言葉です。普段会話で出てくるような言葉ではないものの、物書きに関わる仕事をしてると、結構気を付けるべきものだと思います。由来は漢文の「ヲコト点」とのことですが、これは生まれて初めて聞いたわ。学校とかでは習わなかったよね?

歌詞を書くときとか、この辺のニュアンスって結構考えます(あえて「ズラす」こともします)。例えば「花が咲く」と「花は咲く」、「が」と「は」で結構イメージ変わるでしょ?


12.性癖

なんだか良からぬイメージを持ちがちな言葉の筆頭格、「性癖」。

「性」という漢字が入っているせいか、「性的嗜好」を指す言葉として使われがちなんですが、これは間違い。ウィキ先生は「誤用」って書いてるけど、そっち方面に偏って使われがち、ってことだと思います。

本来の意味は単純に「癖」だったり「趣味嗜好」です。ハッピーセットのおもちゃを全種類集めたくなるような「収集癖」とか、何事もミスなくやり遂げないと気が済まない「完璧主義」とか、そういう感じってことですね。なので安心して使ってください、と思いきや、この偏ったイメージのせいで妙に遠慮しちゃいそうですね。笑


13.アテレコ/アフレコ

メディア関係でよく使われるけどどう違うの?な「アテレコ/アフレコ」。

先に出たのが「アフレコ(after recording)」で、撮影した映像などに後から音楽や音声を録音して入れること。動画撮影では周りの雑踏や環境音が入ってくるので、セリフや音楽の邪魔するのを防ぐためにやってる作業、なのかな。

一方「アテレコ(当てレコ)」は和製英語っぽいもののようで、映像で喋っている役者さんに別の人が声をあてる「吹き替え」ということです。撮影した自分の映像に全然別のセリフを喋らせる、みたいなアテレコとかもあって、結構カオスだったり面白かったりもするよね。


14.甘党/辛党

ケーキvs激辛料理、ではないんだよ、の「甘党/辛党」。

こちらも親となる言葉は、酒(主に日本酒)好きの人を表す「辛党」です。度数の強い酒や甘みを感じない日本酒を「辛口」と言ったりしますが、ここからの流れなんでしょうか。

それに対抗する言葉として、甘いお菓子などを好む人を「甘党」を言うようになった、とのこと。どっちも好きな人は「両刀」。そこは刀なんかい!自分はお菓子も食べる時は食べるけど、まあまあ辛党寄りだと思います。


15.優男(ヤサ男)

軟弱なヤロウだ、と俺は思っていたよ、「優男」。

現代では「やさお」と読まれたりはしますが、正式には「やさおとこ」。本来はネガティブな意味は持たず、「優しい性格の男」「上品・風流な男」らしいです。特定の時代的に、男らしさの印象が「意志の強さ」だったり、「強引さ」「ワイルドさ」だったことから、なんとなく軟弱なイメージを持っていったのかもしれません。

ところで昔から自分は「いい男」じゃなく「いい人」とばっかり評価されてきたような気がするんだけど、このことには関係あるのかないのか。よく分かりませんが、なんとなく今泣きたくなってることを報告します。


・あとがき

「へー、面白い」と思ってもらえた言葉はあったでしょうか。時代の流れで言葉のイメージが偏ったり逆転したり、といった言葉もあって、誤解を恐れることなく使えるようになるんじゃないかと思いきや、どこかその偏った流れに遠慮してしまいたくもなりますよね。流行の力が侮れないのはこういうことなんでしょうねー。

誤解なく使いたい言葉、違和感や洒落を楽しめる言葉、それぞれふさわしい場でチョイスしていくべきなんだろうな、と思います。難しいけど、面白い。面白いけど、難しい。

今日も勉強になりました。
ではまたー。


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