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小田々農園の求人の条件1

求人の条件

小田々農園が農業EXPOと農業就職・転職LIVEに出店するにあたって、
どのような人に来てほしいかをメモしておこうと思います。

以下は代表の小田々豊が一人称で小田々農園の存続と拡大について語りたいと思います。

何の為の求人か


1回目は何を目指しているかです。

「豊かな暮らしをする人を増やしたい。」
ですかね。

その前に、SOLA株式会社の求人の実態を言います。
職安=ハローワークに求人情報を出していますが、
殆ど応募がありませんでした。
ITも農業もできる人が欲しいのですが、
ハローワークの求人情報には複雑なことは書けないし、
最初から全国に対して求人しているのに、
偶にある応募は高知県内の近隣市町村からだけです。
学歴不問で、中学レベルの理数英ができればいい
という低いハードルにもかかわらず応募がほとんどありません。
高知県の労働人口が日本の200分の一しかいないので
人材の質以前に、採用に値する人材がいないのです。
ですから未だに正社員ゼロです。

いままで数名のパートでやり繰りしてきました。
しかし、このままではSOLA株式会社の最もやるべき事業が手つかずになります。
そこで農業部門を分離独立させることにしました。
そこを任せる人材を本気で探そうというのが今回のシリーズです。

過去にやってきた事

私は週休二日・8時間労働・冬場の長期休暇でまだ見ぬ子供たちとの生活を楽しむために農業を独立自営で始めました。

私が初めて作った生姜は偶々5年ぶりの高値になり私は、最初から儲かる農業で始めることができました。

しかし、25歳で脱サラして農業を始めるためにUターンした私は、生まれた村(旧高知県物部村)が中学卒業からたった10年であまりにも過疎が進んでいることに危機感を覚えました。

村の過疎で子供たちの遊び学ぶ友が居なくなると危機感を覚え、村おこしに奔走しました。

しかし、当時の村おこしの取り組みは、イベント主体で、労力がかかって時間がつぶれる割には、村の人口を増やすことには全然つながりませんでした。

一方、私が以前勤めていた会社は化学製品を作る会社でした。
そこの化学物質の管理から考えると、多くの農家は使う農薬や除草剤の知識が無く、「猛毒を手づかみしている」とか「毒のシャワーを毎日浴びている」ように見えました。
私は農薬が嫌いでした。長生きもしたいですしね。

この二つのことを解決するには、国の進める大規模機械化農業、農薬と化学肥料多投で安値競争のレッドオーシャンに突っ込むのは真逆だと感じました。

要は
虫取り草取りが収入・給料になる、
山間地の小面積の田畑でも高収益が上げられる、
週休二日8時間労働でもきちんと儲かる農業です。

無農薬で生姜を作り、それにコストと利益を載せて販売する。

それが田舎に現金収入をもたらし、雇用を生む。
つまり人口が増え、その子供たちが、私の子供たちと遊べ学べる賑やかな村ができる。
本来目指す村おこしになる。

と考えたのです。

結果、私は若者が多く働く農業法人を複数経営するようになりました。

しかし、予期せぬ事故と、私の生き方の変化により、それらの会社は徐々に縮小し休眠させました。

それらの法人を再稼働させ、現在ある農業部門を移し、あなたにその会社の経営を任せたいのです。
有機農業や自然農法なら小面積でも、経済的にも精神的にも豊かな生活ができます。
地球環境にも、あなたにも、家族にも、経済的にも、
持続可能なブルーオーシャンで農業を広めましょう。
そんな社員や仲間を増やす意欲のあるクルーを募集したいのです。

大きな投資や借金を前提とし、ひたすら低品質で安いものを大量生産する日本中のほとんどの農業(レッドオーシャン)に関わると、
あなたは長時間労働で借金の金利を払い続けるだけの人生になるかもしれません。
農家に後継者がいないのではありません。
親は儲からないから後継者を作りたくない。
子は儲からないからやりたくない。
それでもなお、後継者が多すぎるから供給過剰で農産物(生産者価格)が安いのです。

ご意見ご質問お待ちしております。

農業EXPOと農業就職・転職LIVEの弊社ブースに来られる方は、今回の一連の記事をお読みください。

次回 労働条件


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