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投資の考え方26/初心者向け投資セミナー:投資手法ノウハウを切り売りしない理由
投資手法ノウハウを切り売りしない理由
私は、投資の銘柄の構成資産比率や売買のタイミング、(A)値段を開示しません。
一方、その投資手法(本人が成功したという)を公開するビデオなど(B)ノウハウを販売する人がいます。
彼我の差は何か?
銘柄ごとの売買のタイミングや値段を教えると、
A. ライバルが増えるだけでなく、自分の投資手法に外乱が入り、思った通りのディールができない
特定の銘柄を特定のタイミングで売買するという情報は、機密性が高い情報です。
なぜなら、その情報に基づいて他の投資家が同じように売買すると、需給バランスが崩れ、価格が変動してしまう可能性があるからです。
例えば、ある銘柄を大量に買い付けようとしている場合、その情報が漏れてしまうと、他の投資家が先回りして買い占めてしまい、自分が買いたい価格で買えなくなる可能性があります。
また、他の投資家が同じタイミングで売却すると、売り圧力が高まり、価格が下落してしまう可能性もあります。
そのため、自分の投資手法を外部に公開することは、自分の首を絞めることになりかねないのです。
B. 目の前の小銭は稼げる。あるいはそのノウハウと逆のディールを仕掛けて儲ける
投資ノウハウを販売することで、一時的な収入を得ることができます。
しかし、そのノウハウが本当に有効なものであれば、自分自身で実践した方が、長期的に大きな利益を得られる可能性があります。
また、ノウハウを公開することで、他の投資家がそのノウハウを悪用し、逆のディールを仕掛けてくる可能性もあります。
例えば、ある投資家が「〇〇という銘柄は今後上昇する」というノウハウを公開したとします。
その情報を見た他の投資家は、「〇〇は上昇するなら今のうちに売っておこう」と考えるかもしれません。
その結果、〇〇の価格は下落し、ノウハウを公開した投資家は損をしてしまう可能性があります。
中間まとめ
投資手法ノウハウを切り売りすることは、短期的な利益を得ることはできるかもしれませんが、長期的な視点で見ると、デメリットの方が大きいと言えます。
自分の投資手法を守り、長期的な視点で投資を行うことが、成功への鍵となるでしょう。
今日までの仮想通貨運用実績
本日( 2025-02-16)までの #仮想通貨 /#暗号資産運用利回/#現物投資
#マーケット #日複利 / #月複利 /#年複利 #運用日数 /#運用年
BitFlier 0.263% / 8.34% / 161% 1,801日/4.93年/
BitPoint 0.177% / 5.55% / 90.9% 688日/1.88年/
GMOcoin 0.3% / 9.56% / 198.5% 1,782日/4.88年/
投資手法の公開・非公開に関する戦略的考察
非公開戦略(Type A)の特徴
1. 投資効率の保護
売買タイミングや価格の非公開維持
投資戦略の効果を最大限に保持
市場への影響を最小限に抑制
独自の判断基準の保持
長期的な収益の安定性
2. 戦略的優位性の確保
独自の投資判断・一貫した投資方針の維持
外部からの干渉を回避
長期的な投資成果の確保
リスク管理の確実性
公開戦略(Type B)の特徴
1. 表面的な利点
短期的な収益源の確保(ノウハウ販売)
知識共有による信頼性アピール
マーケティング効果の活用
2. 潜在的な問題点
信頼性への疑問・実際の投資成果との乖離
本来の投資機会の消失
市場への影響による戦略の歪み・持続可能性への懸念
逆張り取引の可能性・価格形成への悪影響
模倣取引による市場の歪み
次回は
投資ノウハウを買った側の視点:本当に役立つ情報はどこにある?
の予定です。
結論
ここから先は
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投資の始め方・やり直し方
多くの人が「誰かがいう投資」ということに「乗り遅れまい」として、何もわからないのに、とりあえず始める人がいます。 あなたの大事な財産や日々…
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