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投資の考え方18/初心者向け投資セミナー:私の選んだ仮想通貨の運用銘柄と運用している会社 その3

私の選んだ仮想通貨の運用銘柄と運用している会社 その3

この記事を書いている最中、NHKラジオで「専門家」と呼ばれる人が、
**「米農家の規模拡大」**
をいまだに主張していました。

私はこの、絶滅しているはずの恐竜のような発言 に呆れて物が言えません。

そうこうしているうちに、彼はさらに
**「米農家への国からの直接支払い」**
について話し始めました。
これにはもう、空いた口が塞がりません。
儲からないのに、限りない過剰投資、
果ては補助金頼み。


若い頃、私が疑問に思ったこと

私が若いサラリーマンだった頃、2年ごとにキャベツ農家が価格の暴落でキャベツをトラクターで畑に漉き込む というニュースをよく見かけました。

「へぇ、農家って学習しないんだな。」

そう思ったのを今でも覚えています。なぜなら、市場には明らかな2年周期の価格変動があったのに、農家はそれを考慮せず、安値になる時期にこそキャベツを作る人が増える からです。

私はその疑問を持ちながら、やがて脱サラして百姓になりました。そして、米農家の経営状況 にも同じような非合理性を感じるようになりました。


農業の現実とビジネスの視点

当時、私の近所の農家の耕作面積は30アール(約900坪)前後。そこに、トラクター・コンバイン・乾燥機 など、総額2,000万〜3,000万円の設備投資をしていました。

仮に金利を5%とすると、毎年100万〜150万円の金利負担が発生します。

では、農業の収益はどうでしょうか?

  • 米は10アールあたり10俵(約600kg) 収穫できる

  • 1俵あたりの単価は約2万円 → 売上は20万円

  • 30アールの農地では、売上は約60万円

単純計算でも、年間の金利負担(100万〜150万円)を考えると40万〜90万円の赤字 です。

つまり、経済的に成り立っていないのに、農業を続けている
私にはそれが、「ビジネス」ではなく「趣味」のように見えました。
だから、私は近所の農家を「趣味の農業」と呼んでいました。


作物選びの重要性と市場の周期

農業で利益を出すためには、「何を作るか」が非常に重要です。

誰でも作れる作物は競争が激しく、価格が下がりやすい
特に葉物野菜(キャベツ・レタスなど)は参入が容易で、供給過多になりやすい

私はそこで、高い技術が必要な生姜を選びました。
生姜は手間がかかるため、簡単に参入できる人が少なく、市場価格も比較的安定しやすいのです。

しかし、生姜の価格が高騰すると、欲に駆られた農家が一斉に参入し、市場価格は大暴落します。

これは、投資市場とまったく同じ構造です。

株価や仮想通貨が急騰すると、初心者が群がって買い始める。
しかし、彼らが買い終わった頃には価格のピークを迎え、大暴落が起こる。

生姜の市場でも、高騰時に参入した農家は収穫の頃には大暴落に直面し、大損する ことになります。

私はこうしたサイクルを事前に理解していたため、農業を始める前に市場の周期を把握し、最高値になるタイミングで参入 し、週休二日、8時間労働、冬場の2-3ヶ月の長期休暇、の儲ける農業しか知りません。


これが投資とどう関係あるのか?

結論から言えば、農家が市場の動きを考えずに経営するのと、投資家が相場の流れを無視して売買するのは同じ です。

農業で利益を出すには、価格が高いときに売る仕組みを作る ことが重要です。
投資でも同じで、市場の周期やトレンドを理解し、それに応じた戦略を持つ ことが必要になります。

例えば、仮想通貨市場も、価格が急騰する時期と暴落する時期が繰り返されています。

価格が上がっているときに飛びつくのではなく、安いときに仕込み、高いときに売る。
感情に流されず、長期的な視点で運用する。

農家が「価格の周期」を考えずにキャベツを作り続けるように、投資家も「市場のサイクル」を意識せずに買い増しや売却を繰り返すと、結果的に損をすることになります。

今回はゾンビーの話を聞いたため、書きたい内容から少しずれました。

次回は、実際に私が選んだ仮想通貨の銘柄と、その運用方法について詳しくお話しします。

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