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2024 J1リーグ第1節 エディオンピースウイング広島公式戦オープニングマッチ

 ついに昨日14:05に明治安田J1リーグ 2024シーズンが開幕した。その開幕ゲームとなったのは、広島県民の待望であった夢のスタジアム”エディオンピースウイング広島”で行われたサンフレッチェ広島VS浦和レッズの一戦。その記念すべきゲームは白熱した非常に良いゲームであった。
 
 結果から言うとホーム サンフレッチェ広島の勝利。新加入選手が2ゴールを決めるというサポーターにとって最高の勝ち方であり、エディオンピースウイング広島(以下Eピース)の公式戦オープニングマッチでの勝利はクラブ、関係者、ファンサポーターにとって最高のものとなった。

 サンフレッチェ広島の新しいホームスタジアム。これには紆余曲折、本当に長い長い時間がかかってついに出来上がった”夢のスタジアム”なのである。この夢のスタジアムであるEピースは広島の街の中心地にあり言うまでもなくアクセスは抜群だ。今までのエディオンスタジアムは郊外の山の上にありアクセスは限定的で悪く、観たいから行くという場所であった。しかしEピースは街中にあるため誰でも気軽にアクセスでき、ちょっと行ってみようが可能になる。これは広島市民の生活環境が少し変わったことを意味する。いや市民だけではないだろう。インバウンドにとっても、ヒロシマに来たらマストで訪れる原爆ドームから徒歩10分ぐらいで行けるEピースもともに訪れるサイトになるであろう。

エディオンピースウイング広島

 スタジアム前に広がる広場は今年8月オープン予定で工事が進んでいるのだが、そのために御覧の様にまだ未完成感が漂っている。完成が非常に待ち遠しい限りであり、対面する広島城と共に観光スポットになることは間違いない。

 Eピースの収容人数は約28500人に対して、昨日の開幕戦はチケット完売にして入場者数は27545人。MAXに近い人が押し寄せた昨日を経験して思うことはやはりアクセスの良さだ。私はキックオフ1時間半前に最寄りバス停に到着したが特に混雑することもなく(バス内も含む)スタジアムに到着。スタジアムへは本当に全方位から人が訪れていて中心のスタジアムは人が混みあうが入場入り口は数か所あり以前のように混みあうことは無かった。またゲームが終わり退出する際は28000人近くが動くためスタジアム内は混雑するがスタジアムを後にすると皆、方々に散らばっていくので大きな混雑はなかった。これはやはりアクセスの良さが貢献しているとういことだろう。こういうストレスフリーな部分というのは新規層の獲得という面で重要なファクターになる。 

ほぼ満員のスタンドとコレオグラフィー

 スタンドの切れ目から顔を覗かすのは普段の生活で使用する道路や夏に利用するファミリープール、そんな日常と併設するEピースは街中スタジアムならではだろう。本当に不思議な感覚を味わうことが出来る。恐らく外からゲーム中のスタジアムを見ても同様に不思議な感覚になるだろう。日常に非日常が共存している空間だからだ。

コンコースから撮影

 Eピースはサッカースタジアムであるのでピッチと観客席との距離が近い。私は2階最上段で観戦したがそれでも十分に近い。ピッチとの距離は国内では最も近いスタジアムの一つとのこと。そしていろいろな座種があることも非常に魅力であり、センサリールームといった時代に即した施設となっている。一度来場しただけでは味わいつくせない何度となく足を運びたくなるスタジアムである。

 こけら落としとなったプレシーズンマッチや開幕戦はチケット争奪戦になったが、次のホームゲームである3月9日、そして3月30日のチケットは一般販売でも買える状況だったため行ってみたいと思われる方は是非アクセスしてみよう。ゲームの勝敗に限らずきっと充実した時間を過ごすことができるであろう。

 さて、今期のサンフレッチェ広島はどうだろう?ほとんどの選手が残留し良い補強も出来た。そんな中、開幕戦はフルメンバーで臨むことが出来、結果勝利した。内容も非常に良かったと思う。スキッベ監督は就任3年目ということで戦い方はしっかり浸透しているように見える。それが前線からのプレッシングに現れている。これはJリーグ公式のYouTubeでも視聴可能で、これが相手にハマると勝率はグッと高くなる。対戦相手はこのプレス回避が必須でこの攻防が今シーズン見所の一つになるだろう。さあ、楽しい週末が戻ってきた!

ODA SYCLE
小田

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