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チェーンやスプロケットに関すること

 ハーレーはショベルの末期まで二次減速(セカンダリードライブ)としてチェーンとスプロケットを採用していた。そしてショベル末期からクロスオーバーするように二次減速はベルトとプーリーに変換していく。このベルトドライブはいわゆるハーレーユニークの一つなのだが、これらはどちらも一長一短でどちらを選択するかはユーザーの価値観に委ねられるだろう。ロングライフなベルトドライブ、ダイレクトな操作間が得られるチェーンドライブなどなど。したがってデフォルトのベルトドライブをチェーンドライブに変更することはメジャーなカスタムである。ただ気を付けなければならないことは、日本では動力伝達装置の変更は届出が必要になる。つまりベルトからチェーンに変更したらそのままでは車検に合格しないということだ。

 これはいずれ書こうと思うが、動力伝達装置を変更した際は自動車技術総合機構に対して改造申請が必要になる。この申請が認められると車検証に変更した旨が記載され、いわゆるその改造が公認となる。しかし、検査官の中にはこの改造に気付かない方もいてそのまま合格しているケースもある。そうした場合は忘れたころに継続検査で指摘され「今までこれで合格していましたよ。」という押し問答が始まったりする。当店で車検の依頼を受ける際に改造申請がされていない車両をちらほら見るので、読者の中にもそうしたケースに該当する方がいてもおかしくはない。私はその場合には必ず改造申請を行っている。

 さて、日本におけるハーレーのチェーン事情についてさらっと触れたがここからは技術的なことを少し書いていこう。

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