ガスケットについて考える
先日のエンジンガスケット交換のスピンオフ的な内容としてガスケットについて解説していこう。
ガスケットとは気密性、液密性を保たせるために使用される固定用のシール材のこと。エンジンなどの内部はオイルが循環、拡散していたりするので部品間にシール材がないとオイルが外へ漏れ出す。オイル循環経路にあってはオイル漏れは油圧低下に直結するし、シリンダーヘッドとシリンダー間はピストンと燃焼室から成る圧縮空気や燃焼圧力を漏れなく保たなければならない。こういったことからガスケットは必要で、その気密性、液密性が確かで各耐油性、対候性も備えた物でなければならない。
現在ハーレーのガスケットは純正品の他、社外品として複数のメイカーからリリースされている。材質としては、最も一般的な紙素材から、アルミやステンレス素材のメタルガスケットなどあり、表面にテフロンやラバーなどコーティングされた物もある。一つのガスケットだけでも、メイカーや材質によってかなりの種類が存在するので、どれを選んでよいかプロでなければなかなか選別は難しいだろう。
迷う場合は純正品を使えば間違いないがショベル以前のハーレーになるとまず純正品は廃番であるし、そもそも純正品よりも最適な物があるので純正品が全てではないと認識してもらいたい。そこで私が好んで使うガスケットを紹介しようと思うので是非参考にしてもらいたい。
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