人生は暇つぶし10 サッカーという興行について
昨日、国立競技場でクラブ親善試合として川崎フロンターレとパリ・サン=ジェルマンとの一戦が行われた。結果は1-2とpsgの勝利。psgには恐らくサッカーに興味が無い人でも知っているであろう、リオネル メッシをはじめネイマールやエンバペなどスパースターが数多く在籍してしるビッグクラブだ。そんなスーパースター達を一目見ようとしてか昨日の試合の入場者数は64922人と国立競技場として最多を記録した。一方、19日に行われたEAFF E-1サッカー選手権 日本代表と香港代表との試合は、カシマスタジアムで行われ入場者数は4980人。この差は危機的であるともとれるしビッグチャンスが必ずあるともとれる。
E-1選手権は日本代表とはいえ、インナーナショナルマッチウィークではないため海外組の招集は出来ず国内組で編成されている。したがって誰でも知っているというようなスター選手は不在、そして連休明けの平日の試合、カシマスタジアムという立地、これらのファクターから入場者数は4980人となった。これに対し国内のサッカー人気の低迷を嘆き、危機感を覚えている関係者は少なくはないだろう。しかし、昨日のpsgツアーでは65000人弱を動員できることを証明したのである。
いろいろなファクターが作用した結果であると考えられるが、サッカーの試合、サッカーという興行に変わりはない。であれば日本代表もJリーグもまだまだポテンシャルを秘めているという事ではないだろうか。サッカーはスポーツであり、プロスポーツとなれば興行でありビジネスだ。日本にはスポーツ=ビジネスと捉える思考を毛嫌いする風潮があると思うがこれは間違っている。人々が楽しみ熱狂し応援するスポーツは、そのビジネスが成功していないと成り立たない。つまり運営サイドが利益を追求し続けないと、そのスポーツを外部から楽しむことが出来なくなることに直結するということ。サッカーで言うサポーターとは言葉の通り、経済的にそのクラブをサポートしているためそう呼ばれるのである。
スーパースター集団のpsgと国内組の日本代表。ネガティブファクターを挙げればきりがないが、同じ入場者数を目指す上ではやりがいしかなく、その戦略会議はさぞ楽しいものだろう。この日本サッカービジネスには無限のポテンシャルとチャンスがあるので、応援したい人は引き続きそれを続け、そうでない人はただただ邪魔をしないでほしいと切に願う。ビジネスに対する評価はあってしかるべきで、ただの誹謗中傷や足の引っ張り合いが無くなれば日本サッカー界はすぐさま明るくなるだろう。
ODA SYCLE 小田
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