見出し画像

鋳肌に見える梨地仕上げの手法

割引あり

 まずタイトルにある鋳肌とは鋳造した鋳物の表面のことである。そして梨地(梨地仕上げ)とは梨の表面のようなザラザラとした質感を由来とする表面処理のこと。工具に見られる梨地仕上げはこの質感によって滑りにくくするのが目的だ。またこの仕上げは見栄えに関わる外観的要素も持ち合わせている。したがってこの仕上げ法は様々なシーンで見かける一般的表面処理の一つなのだが、これを利用してあたかも鋳物であるかのようなパーツを創り出すことが出来るのだ。

 ハーレーカスタムショップの規模でオリジナルな鋳物を生み出すことは少々ハードルが高い。もちろん出来る。しかしそのコストは高く利益を生むためには数を売るか単価を高くするしかなく、一品物のために鋳造をすることはまずない。しかしカスタムにおいてその鋳肌のテクスチャーを使いたいと思うのは自然なことで、それを可能にするのが梨地仕上げというわけだ。工業製品のように、純正部品っぽく、といったテーマで物を作る時には非常に重宝する手法だ。

 ではそのやり方を解説していこう。

 ※この続きや、日々更新される有料記事は個別購読の他、定期購読プランへの加入(月額880円)で読むことができます。定期購読プラン加入中は全ての有料記事を読むことが出来ます。
https://note.com/odasycle/membership 

ここから先は

756字 / 9画像
この記事のみ ¥ 0〜

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?