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天皇杯 準決勝

 今期のサンフレッチェ広島は本当に強い。先のYBCルヴァンカップ 準決勝では難敵 アビスパ福岡を90分ハーフの結果3-2で下し決勝進出を決めた。実に決勝進出は8年ぶりとなる。そして勢いそのままに迎えた10月1日 J1リーグ第31節ではホームで浦和レッズを相手に4-1で勝利した。スタッツを見るとボールポゼッションなどほぼ同じだが、サンフレッチェのハイプレスがはまり押し込む展開となり相手を圧倒した。リーグ戦は残り3試合となり、全てに勝利し上位グラブが負け続けないとリーグタイトルは掴めないがまだ可能性は残っている。そして3つ目のタイトルの可能性が本日行われる天皇杯 準決勝だ。

 準決勝は京都サンガF.C.を相手にアウェイ サンガスタジアムで19時30分キックオフ。京都は現在J1残留争いの真っただ中にいるがチーム力は決して侮れるものではない。やはり曺監督が率いる京都サンガは難敵である。ハイプレスや攻撃時にどんどんプレイヤー湧き出てくるスタイル、質の高いGKといったサンフレッチェと似通う部分が多い相手との戦いは、いかに自分たちのプレーを質高く表現できるかがカギとなる。間違いなくインテンシティの高い非常に見ごたえのあるゲームとなるであろう。楽しみで仕方ない。

 以前書いたが、天皇杯も決勝に進むと10月は非常に濃く充実したスケジュールになる。本日の天皇杯 準決勝、8日J1第32節、16日天皇杯 決勝、22日ルヴァンカップ決勝、29日J1第33節ホーム最終戦、とタイトルの掛かったゲームが続く。どのような結末になるか、考えただけで脈が速くなる。

 そして、解り易いものでクラブが強くなると観客動員数も増え、前節 浦和戦ではエディオンスタジアム広島に17421人を動員し、今期のホームゲーム観客数のアベレージが10000人を超えた。クラブは終盤にきてアベレージの10000人超えを目標に設定したが、残りのホームゲームは1で既にその目標は達成したようなものである。しかし他のクラブは2万も3万も平然と集めており、現在のサンフレッチェ広島の魅力を考えるとそれぐらいは動員できると考えられるのでフロントの課題はそこだろう。サポーターにとってアベレージ10000越えは素直に嬉しいが、クラブと共に更なるムーブメントを起こすべく地道な発信を続けていこうと思う。

 まずは今日、天皇杯も獲りに行こう。

ODA SYCLE
小田

 

 

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