カムカバー内のサービス2
前回書いた1ではカムカバー内サービスを行う上での大前提について解説した。今回はそれがクリアされた状態でいよいよカムカバー内サービスの解説に入っていこうと思う。
カムカバー内はジェネレーターケースとコーンカバーケースとで構成部品が異なる。しかし大きく異なるわけではなく、ジェネレーターケースからコーンカバーケースに移行する際に必要ない物が省かれたということであり基礎的な部品は変わっていない。
ジェネレーターケースのカムカバー内は、左からブリーザーギア、カムシャフト&ギア、サーキットブレイカーギア&インターミディエイトギア、アイドラーギアとなりカムシャフト&ギア(S&S H-grind)の下にあるのがピニオンシャフト&ギアである。ショベルなどのコーンカバーケースの場合はブリーザーギア、カムシャフト&ギア、ピニオンシャフト&ギアとなる。サーキットブレイカーギア&インターミディエイトギアはデスビやマグネットを動かすためのギアであり、アイドラーギアはジェネレーターを動かすギアである。
発電方法と点火システムの変更に伴いクランクケースは形状変更されたのでサーキットブレイカーギアとアイドラーギアの無いシンプルなカムカバー内になったのがコーンカバーケースである。
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