権利を預かるということ

こんにちは！odasisです。

音楽を仕事として考えるとき、その根幹にあるのは常に権利です。

曲を作ることで発生する権利を、売ったり買ったり、どこかに預けたり、他の誰かがそれを使うことで使用料が発生したり、という感じです。

僕はとあるメーカーに勤めていましたが、1曲の権利のために大金が動く場面を何度も見てきました。

あなたの曲を使いたいのですが可能ですか？
おいくらですか？

こういう感じです。そもそも断られることだってあります。

たとえば、超有名アーティストの楽曲を使えるとなれば、それだけで集客力が上がる可能性があります。

あるいは、アニメやゲームなどの版権を借りて作る場合は、主題歌の搭載が不可避なことも多いと思います。版権の看板として音楽が機能するからです。当然、楽曲の使用料を払う必要があります。代えが効かない音楽には高値がつきます。

こういう場面で、「権利を誰が持っているか」はとても重要です。
契約書もガチガチのものが作られます。腹の探り合いになるし、場合によっては騙し合いの様相を呈することもあるかもしれません。

万一、権利の処理にミスがあると大問題です。

たとえば、他から権利を借り入れて搭載している楽曲があったとして、その権利処理に不備があったりすると、最悪はリリース自体が出来なくなる可能性があります。権利保持者がゴネたらどうしようもないからです。

大きい会社ほど権利の処理にシビアです。重大な訴訟リスクだからです。

一方で、僕は個人で音楽CDを作って即売会で配ったりしていますが、そういう同人の世界で僕のような小規模の活動者が著作権の話をガミガミすることは少ないと思います。

なぜかというと動く金額が小さいからです。大きな問題にならないことが多いのです。大きいサークルはちゃんとやっているところも多い気がします。（もちろん僕もできる範囲でちゃんとやっています）

それに、著作権の話を同人の場面でガミガミすると煙たがられるかもしれません。僕もあまりしたくないです。

双方の合意があって、問題が出てきたタイミングで処理できるのであればそれで問題ない気もします。

それに、仕事として権利を扱う人でもよく分かっていない人はたくさんいると思います。契約書がない仕事もたくさんあります。

ビジネスの現場でも、「問題が出てきたタイミングで対処する」というスタンスの人はたくさんいると思います。

二次使用料について

印税と呼ばれるものです。

たとえば、テレビで有名アーティストの曲が流れたとします。