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演奏家としての自分をどう作っていくか
こんにちは!odasisです。
毎年この時期、ギターの宅録の依頼がちょっとだけ増える気がします。
…と言っても、それも当社比という感じで、バリバリ仕事をこなしている演奏家の皆さんに比べたらずっっっっと小粒ですが、頼ってもらえるのは素直に嬉しいですね!
自分の考え方
僕にとって1番重要な音楽活動は作編曲です。楽器演奏ではないです。
作編曲家の自分とギタリストの自分がケンカしたら、作編曲家の自分が圧勝すると思います。歴はギターの方がずっと長いですが。
これは楽器演奏は片手間でやっているという意味では全くなくて、作編曲家としてギターを弾くのが好きという意味です。
何年経ってもギターを弾くのは楽しいですよ!
僕は作編曲家なので、自分の曲であっても自分より適したギタリストにお願いできるのであれば躊躇なくその人に弾いてもらいますし、過去もそうしてきました。
僕にとってギターはあくまでツールのひとつです。
自分以外の方の楽曲にギターを入れるときも、目線はいつも作編曲家のそれになるし、納品したトラックが使われなくても気にならないことが多いです。
自分自身、数日かけて録り直したギターをミックスのタイミングでトラック自体消すとかよくあります。
自分のやり方
こういうスタンスもあって、僕の楽器演奏はそのほとんどが宅録(=家での録音とデータでのやりとり)です。
そして、自分以外の方の楽曲でギターを録音するときも打ち込みデータの差し替えではなく、ギターアレンジ自体を提案することの方が多いです。
デモ時点ではギターの打ち込みは最小限か、そもそもギターが無いことも結構あります。全然問題ないです。
いわゆるスタジオミュージシャンたちは、スタジオに来てからの数十分〜数時間で、初見の曲でもOKテイクを出します。凄い人たちがゴロゴロいます。
そういう現場では楽器の演奏は編曲的な提案よりも差し替えがメインになることも多いと思いますし、編曲家側も時間内に収めるために演奏の完成形が見えるように準備します。譜面に強くないと厳しい世界です。
僕にはスタジオミュージシャンのような演奏家のスキルは無いです。
録るときは時間もかかるし、彼らの真似はできません。スタジオミュージシャン達は本当に凄いのです。
それに、なにより僕のスタイルは" 差し替え "ではなく" ギターアレンジ "です。(あんまりカッコつけるのも恥ずかしいのですが…)
「上手い」「凄い」という感想も嬉しいのですが、「使いやすい」「よく馴染む」と思ってもらえる方が嬉しいです。僕は作編曲家なので。
なので、自分が宅録でのこういう形に落ち着いたのも自然かもしれません。
考えないといけないことも多いですが、これまでそこにストレスを感じたことは少ないし、自分のスタンスとスキルを踏まえると良い落とし所になっている気がします。
演奏家としての自分をどう作っていくか
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