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楽観は意志、悲観は気分!

「意思」と「意志」の違いって何でしょうか?

「意思」は「何を考えているか」(考えや意図)

「意志」は「どうしてもやり遂げたい気持ち」(決意や意欲)

ChatGPTより

昨日行われた大阪マラソン。

「意志」の力で楽観的になることで、さらに強くなった選手に注目しました。

でも、大阪の前に先週行われた「北九州マラソン2025」の話を少し。

先日、北九州マラソンのことを書いた。

うまく走れた。
そして、子育てや家事につながるヒントまでもらえたという話。


長くなりそうだったので、この記事には書かなかったがもうひとつ、めちゃくちゃ思い出に残ることがあった。

レース中、細谷恭平選手に遭遇したのだ。

細谷選手は北九州マラソンの参加選手としてではなく、恐らく翌週の大阪マラソンの最終調整のジョギングをしていた。
私たちランナーとは反対方向、こちらに向かって走っていたのですぐに気がついた。

「細谷ーーーー!」

思わず声をかけてしまった。

「来週の大阪がんばって!」の気持ちを込めて腕を上げて、彼の名前を叫んでいた。

すると、彼は

「オーーー!」

と拳を突き上げ、こちらに反応してくれた。

細谷選手は、北九州が拠点の実業団チーム、黒崎播磨に所属している。
これまでフルマラソンに10回挑戦し、でサブ10が8回の「外さない男」。

サブ10とは、2時間10分以内で完走することで、ChatGPTによると世界のマラソン上位人口の0.03%あたりに位置する。

つまり、「3万人〜4万人に1人」。
もはや、凡ランナーの私からすれば神の領域だ。

彼に会うのは実は2回目。
3年前、九州のとある大会で見かけ、声をかけたら気さくに応じてくれて、一緒に写真まで撮ってくれた。
以来、ずっと推している選手のひとり。

大阪で躍動して、9月に東京で開催される「世界選手権」の日本代表になってほしい。そんな思いで今回見つめていた。

細谷選手の魅力は、安定感、失敗が少ないところだろう。

「外さない男」と呼ばれるゆえんだ。

その理由は、

・怪我をせず、予定通りの練習を継続している
・気持ちの強さ、負けん気の強さ

そして今回、強さの理由がもうひとつ加わった気がする。

ここ数年は、パリ五輪の日本代表狙っていたが、気持ちが出すぎて空回り、あと一歩という結果が続いた。

でも、そこからの変化のきざしが読み取れる新聞記事を目にした。

「言い回しが正解かどうか分からないんですけど、代表って運だと思っています。実力はもちろん必要ですけど、自分ができることをやって出し切った上で(代表を)取れたらいいし、取れなくても運かな」

『毎日新聞オンライン 大阪マラソンここに注目』

気になる大阪の結果は、

・2時間5分58秒
・総合4位
・日本人2位
・自己ベスト更新 
・日本歴代7位の記録

ゴール後のインタビューは、清々しかった。

「自分らしく絶対にあきらめずに、粘る」
「いつもどおり粘っていたら、元気が戻ってきた」
「やってきたことを信じてやり切った」

そして、

「笑って話してますが、かなり悔しいです」

今回、素晴らしい記録を残したものの、日本人2位だったので世界陸上の日本代表になるには、どうやら難しいようだ。

でも、「納得している」表情に見えた。


楽観は意志、悲観は気分。

フランスの哲学者アランの言葉。
どんな状況であれ、未来を楽観する。

新たな強さも身につけた細谷選手が近い将来、日本代表として世界大会を走る姿を想像している。

そんな彼を見習いたい私は来月、「さが桜マラソン」を走る。

4時間以内で完走する「サブ4」が目標だ。
でも、それよりも大切な狙いや思いがある。

これまで、子育てや家事の合間を縫って、練習してきたことをムダにしたくない。

そんな「自分時間」を尊重してくれた妻の気づかいもムダにしたくない。

「自分ができることをやって、出し切った上で、4時間を切れたらよしとする」


私もそんな意志を力に、楽観的に臨みたいと思う。





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