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《初心者向け》遊戯王の専門用語解説
こんにちは!
遊戯王って同じような言葉なのに全く効果が違ったり、テキストが特に難しいカードゲームだと思います。
なので今回はとりあえず最低限理解していればなんとかなる用語解説をしようと思います!
解説のイラストに使っているカードと解説で用いている効果は同じではありませんのでご了承を。
対象に取る・取らないとは
『対象に取る』とは、先に効果の適応先を指定するイメージで、『対象に取らない』とは、効果が適応後に処理されるイメージです。
よく『対象に取る』ものは『〜を対象に発動する』とよく書かれ、『対象に取らない』ものは『〜を選んで』とよく書かれます。
よくわからないと思うので実際に考えてみましょう!
あなたは魔法罠カードを一枚破壊できる魔法カードを持っており、相手の魔法罠ゾーンには3枚のカードがセットされているとします。
もしその魔法カードが『対象に取る』効果であった場合、あなたがその魔法カードを発動したとき、あなたは相手の魔法罠カード3枚のうち、どれを破壊するか宣言しなければなりません。
なのであなたが選択したカードを破壊されたくないなと相手が思った場合は上に被さる形でそのカードの効果を発動できるのです。
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ではその魔法カードが『対象に取らない』効果であった場合はどうでしょう。あなたはそのカードを発動したとき、あなたは「これからあなたの魔法罠カードのどれかを破壊しまーす」と宣言はしますが、3枚のうちどれを破壊するかは宣言しなくていいのです。
なので相手にとってはどのカードが破壊されるかわからない状態ということになります。
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見分け方としては『対象に〜』か『選んで〜』で判断しましょう。
遊んでいくうちになんとなくわかるようになるので数重ねるのが大切かもしれませんね。
時と場合の違い
『〜した時発動』と『〜した場合発動』というテキストがあります。簡単に言うと、『時』はその条件を満たした直後でないと発動ができず、『場合』は条件が含まれるチェーンの処理後に発動できます。
では仮にあなたのフィールドに相手がモンスター効果を発動した『時』に、その発動したモンスターを破壊できるカードがあるとします。
相手が同時にモンスターを2体して、2体のモンスターの効果を発動しようとしています。これを仮にAのモンスターとBのモンスターとしましょう。
相手がA→Bの順で効果を発動したなら、あなたはBのモンスターを破壊できます。
逆に、B→Aの順で効果を発動したなら、あなたはAのモンスターを破壊できます。
つまり『時』とは、直前のものが条件を満たしていると発動できると思ってください。
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では『場合』について考えてみましょう。フィールドに相手がモンスター効果を発動した『場合』に、その発動したモンスターを破壊できるカードがフィールドに存在し、先ほどと同じように相手がモンスターAとBを特殊召喚しました。
あなたは相手のモンスター効果に対して破壊はできません。しかし、相手のモンスターAとBの効果が終わった後、あなたはAかBのいずれかを破壊できるようになるのです。
つまり『場合』とは、一連の条件を満たす効果が発動し終わった後に発動できる効果でです。
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めちゃくちゃ簡潔に言うと、
『時』はすぐ発動できる代わりに直後じゃないとダメ
『場合』は少し遅いけど直後じゃなくていい
ぐらいの感覚です。プレイしながら覚えていきましょう。
名称ターン1とは
よく『名称ターン1』と呼ばれることがあります。一般的な『ターン1』と何が違うのでしょうか。
『名称ターン1』は、『同名カードは1枚しか使用できない』とよく書かれ、文字通り、同じ名前のカードは1ターンに1回しか使えません。
『ターン1』は別のカードであれば何回でも使うことができます。
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効果無効と発動無効
妨害として、『効果無効』と『発動無効』があります。
『効果無効』はカードの効果をなくしてしまうものに対して、『発動無効』はカードの発動を無かったことにしているものという違いがあります。
皆さんは『どくさいスイッチ』はご存じでしょうか。
ご存じない方のために説明すると、消えて欲しい人を思い浮かべながらボタンを押すとその人がこの世界に元からいなかったらかのようになってしまうドラえもんに登場する秘密道具です。
つまりジャイアンを思い浮かべながらそのボタンを押すと、のび太くんのクラスどころか剛田家にもジャイアンは存在しなかったことになるのです。ここさえ理解してくれば分かります。
ではどくさいスイッチを使って考えてみましょう。
『効果無効』はカードが発動していますが、その効果が無かったことになっている状態です。
つまりジャイアンはのび太くんの暮らす世界に存在はしますが、『のび太くんのおもちゃをジャイアンが奪った』という事柄を無かったことにするイメージです。
『発動無効』はカードの発動を無かったことにする状態です。
つまりのび太くんは『おもちゃを奪われる』という事柄を避けるためにジャイアンをのび太くんの世界から消してしまうイメージです。
この2つの言葉と大きく関わるのは先ほど紹介した『名称ターン1』のカードです。
ではジャイアンを『名称ターン1』のジャイアンを世界に出現させるカードだとしましょう。『1ターンに1回しか発動できない』を『ジャイアンは世界に1人しか存在できない』と同じ意味だと考えてください。
『効果無効』の場合は、ジャイアンはのび太くんの世界に1人すでに存在しているのでもう一度『ジャイアン』を使用することはできません。ジャイアン2人目になってしまいますからね。
対して『発動無効』の場合は、ジャイアンはのび太くんの世界から消えていない人となっているので、『ジャイアン』を使用することができます。
とりあえずこのぐらいですかね〜
これ難しいなと思う言葉を見つけ次第更新するつもりなのでぜひ困ったらまた見てみてくださいね〜
ありがとうございました〜